OT【作業療法】のブログ~医療・介護福祉・リハビリ~

2008年から作業療法士をしています。医療福祉の情報や病気、怪我、体験談なども書いていきたいと思います!! よろしくお願いします。

【血管】動脈硬化~血管の病気です~

【血管】動脈硬化

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●動脈硬化とは!?

動脈硬化とは、血管の内側にコレステロールなどが付着して血管が狭くなったり硬くなることで、血液の流れが悪くなった状態

糖尿病や高血圧、高脂血症、肥満、喫煙などが原因で発症するため、他の病気ではなくても肥満や喫煙者の方は要注意です。

動脈硬化は、血管の病気であるため体全体に影響します。
脳へ血管が障害を受けると脳梗塞を起こし、大動脈が硬くなると解離性大動脈瘤といった病気を起こしたりと命に係わる病気になることが多くなります。

 

●動脈硬化の原因

動脈硬化は、主に糖尿病、高血圧、高脂血症、肥満、喫煙などが原因。

動脈硬化には3つの種類があります。
アテローム硬化
これは大動脈や冠動脈といった太い動脈の内膜にコレステロールなどの脂肪からなる粥状物質(アテローム)がたまって盛り上がったものです。
※粥状物質(アテローム):おかゆのようなどろどろとした物質。

中膜硬化
大動脈や下肢(足)の動脈、頚部(首)の動脈に起きやすい。

細動脈硬化
長期的な高血圧症が主な原因で脳や腎臓のなかの細い動脈が硬くなる。

 

●動脈硬化の症状

動脈硬化はそれだけでは症状が現れることはありません。

動脈硬化が進行することで、その血管に支配する臓器に関わる症状が現れるようになります。特に、頸部、心臓、下肢、腎臓、大動脈で起こりやすいです。


動脈硬化が進行すると血管が狭くなり、アテロームが脳へ飛ばされ血管が詰まることで、脳梗塞を発症し、手足のしびれや麻痺、言語障害などの症状が現れます。

心臓
心臓には冠動脈と呼ばれる血管で栄養が運ばれます。この冠動脈も動脈硬化が起こりやすい部位の1つであり、狭心症や心筋梗塞などの病気が引き起こされます。症状として、胸痛や胸の圧迫感、冷や汗、吐き気などが現れます。

下肢
下肢の血管であれば閉塞性動脈硬化症を発症し、一定距離を歩くと下肢が痛くなり、休むと症状が改善する間歇性跛行という症状が現れます。

腎臓
腎臓の場合は腎不全にいたり、大動脈が影響を受けると解離性大動脈瘤となって突然の胸痛が起こるようになります。

 

●検査・診断

上記に述べたように、糖尿病、高血圧、高脂血症、肥満などを原因で発症します。そのためこれに関連した検査を行います。

・血液検査(HbA1c、中性脂肪など)
・血圧
・体重測定  など
肥満の場合、特に内臓脂肪が問題となってきます。そのため、ウエスト周りなどを測定も行っていきます。

動脈硬化は血管が狭く病気のため、血管を確認する画像検査も重要です。エコーやCT、MRI、血管造影などで確認していきます。

 

●動脈硬化の治療

動脈硬化の治療は、原因となっている糖尿病、高血圧、高脂血症、肥満、喫煙に対するアプローチが重要となります。
①食生活・運動習慣などを見直し
②禁煙
③各種内服薬を組み合わせ など

また、手術の場合・・・
・血管を広げるカテーテル治療によりステント留置やバルーン拡張などを行う。
・血管の狭窄がひどい場合には、新しく血液の通り道をつくることで血流を担保するバイパス術、血管再生治療や内膜剥離術なども。
・大動脈で硬化が起きた場合、動脈瘤や動脈が裂けたりすることもあるため、血管を内側から補強したり(ステント内挿術)、人工血管置換術などの治療。
・血管狭窄により血液の流れが悪くなっている場合は、血液をサラサラにする抗血小板薬を使用することもあります。

 

【健康】軟便・下痢~1度はなったことありますよね!?~

【健康】軟便・下痢

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●軟便・下痢

下痢便:便の水分が異常に増え、液状またはそれに近い状態。
軟便:通常より少し軟らかい状態。
下痢・下痢症:下痢便や軟便を繰り返し、腹部不快感や腹痛を伴う状態。

理想的とされる便は、バナナ状の水分量は70%~80%

80%~90%になると「軟便」水分量が90%を超えると水様便となり「下痢便」の状態になります。

 

●軟便・下痢のメカニズム

下痢が起こるのは腸の働きが異常な状態になった時です。
正常な腸では“ぜん動運動”により腸の内容物を肛門側に送ります。内容物が腸を通過する際に、内容物に含まれる水分が体内に吸収され適度な水分を含む便になります。        
この時、「ぜん動運動」の異常な運動を起こしたり、水分量の調節機能に障害が起きた時に便中の水分が増加、「下痢便」や「軟便」になるようです。

<軟便になるパターン>

蠕動運動が過剰な場合
腸の「ぜん動運動」が過剰になると、腸の内容物が急速に通過するため水分の吸収が十分に行われません。そうなると、便の水分が吸収されず液状の糞便となり下痢便や軟便になります。

水分吸収が不十分な場合
腸から体内への水分吸収が不十分な時や、腸からの水分分泌が増えると、腸の中の水分が異常に多くなり下痢便や軟便になります。

 

軟便・下痢の原因

下痢や軟便になったら、まず、その原因が何なのかを探る必要があります。
原因によっては、それに対処することができます。症状が起こる前後の思いあたる原因を思い出してみましょう。

<症状とその原因になりえるもの>

食あたり
・賞味期限のきれた食品を食べた。
・調理から時間の経った料理を食べた。
・生もの・半生食(刺身、生カキ、生野菜、鶏肉、卵、牛肉など)を食べた。
・お弁当やサンドイッチを食べた。

水あたり
・いつもと違う飲み水を飲んだ(旅行先の水道水、硬度の高い飲料水など)
・旅行先で氷の入った飲み物を飲んだ。

消化不良
・脂肪分・糖分の多い食べ物(揚げ物、焼肉、牛乳、ケーキなど)を食べすぎた。
・刺激の強い食べ物・飲み物(コーヒー、炭酸飲料など)を食べた。
・香辛料の多い料理を食べた。
・普段食べない食べ物・飲み物を摂取した。

ストレス
・精神的なストレス(学校・会社に行く前、試験・受験・会議など)
・身体の冷え(冷房のかけすぎ、気温の変化)

その他
・薬(抗生物質など)の服用
・牛乳や乳製品の摂取
・風邪(おなかの風邪)
・過敏性腸症候群(IBS)
・腸自体の炎症や腫瘍(クローン病、潰瘍性大腸炎等)などの器質的な疾患

 

●軟便・下痢の症状

<症状チェック>

発熱や血便がないことを確認
下痢便の状態や色を観察、血便など症状を確認。
原因と症状を確認することで、下痢の対処法ではいけないこともあります。
原因がわからない場合は、病院受診を。

便の状態を観察する
色は変わらないが、便の形状(液状またはペースト状態)が違う
冷え、ストレス、食あたり、水あたり、消化不良などによる下痢の可能性が高い。

便に血が混じる
大腸の炎症や潰瘍による疾患の可能性。痔が原因による出血。
感染症(赤痢、O-157など)による重篤な食中毒の疑い。

便が黒っぽい
食道、胃や十二指腸など上部消化管での出血があると、黒っぽいタール便になります。
胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がんの可能性も・・・。

便に粘液が混じっている
食あたり、水あたり、消化不良・冷え・ストレスによる下痢と考えられます。
粘液の量が多い、粘液便が続く、血液が混じっている場合には受診を。

便が白い液状
米のとぎ汁状の下痢はコレラ特有の症状。
乳幼児の白色の下痢はロタウイルスによる可能性も

吐き気・嘔吐がある
食あたりの場合は、吐き気・嘔吐を伴う症状も。

熱がある
食中毒による下痢の可能性があります。医療機関で受診してください。

 

●生活での注意

水分を十分摂る‼
下痢は腸の働きが異常です。腸を安静にしてあげることが重要となります。
腹部を冷やさないように、できるだけ安静に。
激しい下痢や、下痢が長く続くと、体内の水分・電解質・栄養分が失われ、脱水症状や栄養失調を引き起こすことも。状態が悪化すると命の危険も。下痢の時は、十分な水分補給を心がけてください。経口補水液のような体に電解質を吸収しやすい飲料の摂取が良いです。


参考資料

https://www.seirogan.co.jp/fun/stomach/diarrhea01.html

 

【健康】歯は寿命と関係します

【健康】歯は寿命と関係します

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●日本人の歯

8020運動とは?
平成元年、厚生省と日本歯科医師会が推進している「80歳になっても20本以上自分の歯を」という運動です。
20本以上の歯があれば、食生活を満足することができると言われており、「生涯、自分の歯で食べる楽しみを味わえるように」とこの運動が始まりました。

 

●歯と寿命

研究において・・・
・歯が多く残っている人
・歯が少なくても義歯等を入れている人

・歯が少ない人また義歯を入れていない人 
とを比較して
年齢・治療中の病気や生活習慣などの影響を取り除いても、その後に認知症発症や転倒する危険性が低いということがわかってきています。

<歯の状態と体のリスク>

①認知症のリスク
歯を失い入れ歯を使用していない場合、歯が20歯以上残っている人や歯がほとんどなくても入れ歯によりかみ合わせが回復している人と比較して、認知症の発症リスクが最大1.9倍になるということを示しています。
歯が19歯以下の人と、20歯以上の人と比較してある研究では1.2倍要介護認定を受けやすいという結果が。要介護状態になる危険性も歯が多い人ほど少ないこともわかってきています。

②転倒のリスク
歯が19歯以下で入れ歯を使用していない人は、20歯以上保有している人と比較し、転倒するリスクが2.5倍になることが示されています。

以上のように、歯の多い人ほどや入れ歯などで、口腔機能を回復できている高齢者は認知症になりにくく、転倒も少ないという疫学結果がわかってきています。
口腔機能を維持することは要介護になりやすい疾患を予防し、健康寿命を延伸する可能性があると思われます。

 

●健康寿命を延ばそう‼

健康寿命とは:健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間。

口のトラブル
高齢になると、歯や歯肉のトラブルばかりでなく、嚥下機能の低下や唾液の減少など、口の働き自体にもトラブルが増えてきます。
高齢者の口のトラブルから、誤嚥性肺炎や口腔乾燥症(ドライマウス)などのリスクが増えるため、口のトラブルは健康に直結するのです。

 

誤嚥性肺炎

口や喉の構造上で咽頭を過ぎる手前で、食道(食べ物が通過する道)と気道(空気が出入りする道)の2つに分かれます。嚥下機能が低下すると、この2つの道をうまく通る過ぎることができずに食べ物や唾液があやまって気道(気管)へ入ってしまうのです。
この誤って入ってしまった食べ物などが肺の中に入りこみ、肺が炎症をおこすことを誤嚥性肺炎といいます。
誤嚥性肺炎は重症化すると寝たきりになったり、最悪の場合は命の危険があります。そのため、十分に注意しなければならない病気です。

口腔乾燥症(ドライマウス)

高齢になると、ストレスや薬剤の影響、かむ力の低下などが原因で唾液の分泌量が減るため、口の中が乾燥する人が多く、口やのどが渇く・食事がとりにくい・発音がしにくいなどの症状が多くなります。
口の中の乾燥がひどく、痛みなどの症状がある場合は、他の病気も考えられます。

<予防のポイント>
噛む回数を増やして唾液の分泌を促進する
小まめな水分補給
うがいの回数を増やす
室内の温度・湿度管理を行う

 


参考資料

https://www.jda.or.jp/park/relation/teethlife.html#4

https://jfohp.or.jp/okuchikenko_navi/senior/

 

【健康】枕~枕を変えるだけで体に変化が!?~

枕~枕を変えるだけで体に変化が!?~

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●肩こりの原因は枕?

枕を変えて症状を改善すると言われている1つが肩こりです。

首や肩のコリの原因・・・

①首や肩、背中の筋肉疲労。
②血行不良や疲労物質の蓄積。

により凝りや痛みが出現。

枕の高低差、硬さ、幅の広さなどで肩こりの原因となってしまいます。

 

<リラックスできる枕選びポイント>

ポイントは3つ ⇒ 高さ・構造・素材

1)枕の高さ

ふとんと頭部・頸部にできた隙間を埋める“高さ”が理想。
その人の体型、首の角度(カーブ)によって、人それぞれ枕の高さは違ってきます。
最近は、パソコンやスマホ、ゲームなどで同じ姿勢を長時間することで、頚椎が通常の角度よりも浅くなる「ストレートネックと言われる形になってしまうことも。
自分がどんな形の首をしているかチェックするのも必要かもです。

2)枕の構造

まず・・・
①枕の中身の偏りが少ない構造か。
②首筋の支えや後頭部の丸みを受けとめる工夫のされた形状か。
③両サイドはやや高めで横向きにも対応できているか。
④無理なく寝返りが出きるか

などがあげられます。
これは首がS字状カーブで頸部を支えなければならないため。また人間は寝ている間に20〜30回の寝返りをしているため枕の構造は重要になってきます。

3)枕の素材

枕の素材=充填材には様々あります。素材にもいろいろあり、個人の好みになるため自分の好きなものを探してみましょう。もし分からないようだったら、日頃から使い慣れた枕の素材の感触に似たもので探すと違和感なく馴染みやすいようです。


●いびき対策にもなる!?

睡眠時の悩みといえば、肩こりと“いびき”が挙げられます。いびきが出てしまう人は人口の35%〜40%もいると言われています。

いびきのメカニズム!?
その多くは仰向けの場合に多いと言われています。

①仰向けに寝ると重力によって軟口蓋や舌の付け根などが喉の奥に落ち込む。
②落ち込んだものが上気道が狭くする。
③狭くなることで空気抵抗が高まり、粘膜を振動させて音を出す。

この音が「いびき」と言われるものです。寝ることでリラックスし筋肉が緩むため、さらに「いびき」をかきやすくなるようです。


●枕の必要性

枕の高さと頸椎の状態
枕は何のためにあるの?

<枕なしの場合の姿勢>
立っているときに比べて・・・

・頸椎が背中側に少し曲がる。
・姿勢はややそり気味。
・あごも上がり気味。

上記の状態は首や肩、背中などに負担になります。そのため、肩こりや首の痛みなど体の不調の原因になるのです。これを防ぐために枕が必要になるのです。


●枕の基本的条件

高さが合っているか

肩や首がリラックスしている状態にあるとき「高さが合っている」といえます。
首の長さや首から肩の筋肉や脂肪の付き方などで高さは変わってきます。また、敷き寝具によっても高さが異なる場合があります。

密着しすぎ、中が蒸れない

肌に密着しすぎる枕は、頭や首からの熱や汗が発散されにくい、血液の流れを妨げる事もあります。
枕の素材が、そば殻やパイプ状や球状などのプラスチックは隙間があり、湿気を外へ逃がしやすくなっています

好みの硬さ、感触である

柔らかめ:ポリエステル綿、フェザー、低反発ウレタン、真綿など
普通:ウレタンフォーム、プラスチック(パイプ状、球状、そら豆状)など
硬め:そば殻、備長炭、ヒノキ、石など
枕の硬さは一人一人の好みがあると思います。また大きさ、形が合っている。気になる音がしない。気になる臭いや香りがない。など自分にあった素材のものを選びましょう。


参考資料

https://loftyonlineshop.com/sleep_science_labo/recommended_pillow/
https://suya2.com/pleasantsleep/bedding/01.html

 

【感染症】そもそも感染症って何??

【感染症】そもそも感染症って何??

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新型コロナウイルスのせいで、強制的に感染症の怖さを知ることになった令和2年。

感染症と一言で言っても沢山のウイルスがあります。

インフルエンザウイルスやノロウイルスなど・・・。

このウイルスたちも重症化すれば命の危険も。

でもそもそも感染症とは何なのか?

 

 

●敗血症との違いは?

<感染症とは>
感染症とは、環境中[大気、水、土壌、動物(人も含む)など]に存在する病原性の微生物、細菌・ウイルス・真菌(カビ、酵母等)が、人の体内に侵入することで引き起こす疾患

<敗血症とは>
敗血症とは、生命を脅かす感染に対する過剰な生体反応で、組織障害、臓器障害、そして死に至る致死性の病態です。

 

●細菌、ウイルス、カビの違い

ウイルス(virus)
ウイルスは細胞を持たず、タンパク質と核酸からなる粒子です。
細胞がないため単独では増殖できず、他の生物の生きた細胞に寄生(感染)して増殖します。主なウイルスとして、ノロウイルス、ロタウイルス、インフルエンザウイルス、アデノウイルス、コロナウイルス、麻疹ウイルス、風疹ウイルス、肝炎ウイルス、ヘルペスウイルス、HIV などがあります。
抗ウイルス薬がありますが、一般的にワクチンの予防接種でウイルス感染を予防します。

細菌(bacteria)
体内で定着して細胞分裂で自己増殖しながら、人の細胞に侵入するか、毒素を出して細胞を傷害。細菌による感染症の多くは、抗生物質を投与することで症状を抑えることができます
主な細菌として、ブドウ球菌、大腸菌、サルモネラ菌、緑膿菌、結核菌、破傷風菌、レンサ球菌などがあります。
細菌の細胞に作用、あるいは増殖を抑制する抗菌薬が有効な治療薬で、細菌の特性に応じたさまざまなタイプのすぐれた抗生物質と合成抗菌薬があります。

真菌(カビ)
真菌はカビの仲間の総称人の細胞に定着し、菌糸が成長と分枝(枝分かれ)によって発育。酵母細胞では出芽や分裂によって増殖します。このうち人体に感染症を及ぼす真菌としては、白癬菌、カンジダ、アスペルギルス、クリプトコッカス、ムコールなどが有名です。
真菌の細胞膜を破壊したり、細胞膜の合成を阻害する抗真菌薬があります。


●自覚症状のない感染症

多くの感染症は“潜伏期”があり、病原体が体内に侵入後、増殖して病気の症状を出すまでの期間があります。
自覚症状がないにも関わらず他人には感染させてしまうということがあり、体力のある方の場合、病原体によっては自覚症状が現れないまま、体の免疫システムが病原体を排除してしまうこともあります。

 

●かぜは感染症?

一般的な風邪とは今現在流行っているコロナウイルスのことです(新型じゃないだけ)。と言っても今はやっているものとは別に4種類あるらしくそれが一般的な風邪を引き起こすのです。

コロナウイルスの詳細は⇩

www.ohashi1212.com

 

●感染の予防

①手洗い。周りの人にもしっかり手洗い。
②人混みを避ける。
③インフルエンザワクチンや肺炎球菌ワクチンなどの接種
④毎日お風呂やシャワーを浴び清潔に。
⑤皮膚の乾燥や肌荒れ予防のため、ローションなどをつける。
⑥歯磨きや歯茎の手入れを行う。
⑦食べ物や歯ブラシなど器具を他人と共有しない。
⑧肉や卵を食べる時は殺菌処理して食べる。
⑨生野菜やフルーツはしっかり洗う。
⑩手袋を着用していても排泄物を触った後には、しっかり手を洗う。


参考資料

http://敗血症.com/q_4.html

 

 

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【健康】汗~汗かきの自分には耐えられない時期ですから

【健康】汗

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夏と言えば・・・

とりあえず、汗をかきますw

自分は夏は好きなんですが、唯一嫌なのが汗をかくこと。

汗かきなので本当に嫌です。

でも汗をかくことは必要なこと。調べてみました。

 

 

 

 

●汗の成分・機能

汗の成分

①汗は血液から血球を取り除いた残りの液体成分
血漿が元(血漿は99%以上が水分)。
③カリウム、マグネシウムなどのミネラルを含む

汗の機能

体温を下げる:汗が体の表面で蒸発するときの「気化熱」で熱を放出。

汗腺の機能

①汗腺は、血管の近くにある
②血液中から血漿を取り出し、汗を作る。
③汗腺は、血漿の中の水分だけを濾過できる
④ミネラルを再度血管に戻してから汗として排出する。
⑤汗は限りなく水に近い。

悪い汗!?

①汗をかく習慣が少ないと汗腺の濾過機能が衰える
大切なミネラルも汗として出してしまう
③濃度が濃いベタついた汗になる。
④ミネラルが皮膚の常在菌と結合、匂いの強い汗になる
⑤濃度の濃い汗は蒸発しにくいため、体温調節機能も低下

<多汗症の場合・・・>
汗が大量に出る、または一部だけなど、汗が不自然な時は、病気が隠れていることも。

糖尿病
糖尿病による神経障害がある場合、末梢神経や自律神経の機能低下により、大量の汗をや一部だけ、逆に汗が出ないなどの症状が現れる。

バセドウ病
バセドウ病は、過剰に分泌される甲状腺ホルモンの影響で代謝が高まり、大量の汗が出る。

更年期障害
女性ホルモンには発汗を抑制する働きがありますが、更年期には女性ホルモンが減る。そのため、女性の場合、ホットフラッシュと呼ばれる急激な大量発汗が見られることも。

精神的なもの
精神性発汗:緊張などから手や足、脇などに大量の汗が出る。

 

●においの原因

食生活

肉などの動物性タンパク質には、アンモニア、硫化水素など、臭いを放つ成分があり、肉食を摂る食生活だと、汗が匂いやすくなる

ストレス

ストレスが多いと体内に活性酸素が増加。皮脂が酸化すると加齢臭のようなにおいが発生します。

<汗腺の衰えチェック>
・車や電車移動が多く、歩く習慣がない。
・普段、あまり運動しない。
・エアコンの効いた室内にいることが多い。
・熱めのお風呂に全身浸かる。
・入浴後はエアコンで体を冷やす。
・汗がベッタリする。
・汗が臭うことがある。
・汗がしょっぱい。
・冷え性
※上記のことに当てはまることが多い人は「悪い汗」が出る可能性が大きい・

 

●良い汗を出すために

有酸素運動

汗腺を働かせるには、有酸素運動が効果的‼
無酸素運動で急激な汗を出すと、汗腺での濾過装置が上手く働かないため、悪い汗に
ゆっくりと毎日20~30分程度の有酸素運が良い汗を出すためのコツ。
汗ばむ程度の速さでウォーキングなどが良いようです。

エアコン

エアコンをまったく使わないは難しいです。逆に使わないことで“熱中症”の危険もあります。
しかし、エアコンにあたりすぎる・設定温度が低すぎると汗腺の退化してしまいます。
設定温度を27℃くらい程度が良いとされています。

入浴

汗腺を鍛えるには、半身浴か手足高温浴が良いらしい!!
高温の全身浴は、汗腺が働かなくなってしまいます。
高温のお湯だと汗が一気に出てしまうようです。また、高温では汗による体温調節ができずにのぼせの原因になるようです。

半身浴
37~38℃程度のお湯。みぞおちあたり。10~15分程度でよい。
手足高温浴
肘下、膝下だけを43~44℃の湯に10~15分浸ける。
皮膚の弱い人や、温度センサーが衰えがちな高齢者は、湯温をややぬるめにしてください。

<入浴直後のエアコンは避ける>
エアコンに当たるのは、汗が出なくなってから
入浴後に急激に体を冷やすと、開いた汗腺が閉じてしまいます。風で自然に体温を下げながら、汗を蒸発させてるのが良いです。

食べ物

肉類や脂っこいものは控えめにする。
食事は生姜(血行促進)や酢(代謝を上げる)などを取り入れると良いとされています。

イソフラボンを含む大豆製品
女性ホルモンは発汗を抑える働きがあるため、女性ホルモンに似た働きを持つイソフラボンを大豆製品を摂ると良い。

ビタミン
抗酸化作用のあるビタミンC、ビタミンEを含むオリーブオイルや玄米などを摂ると良い。


参考資料

https://kenko.sawai.co.jp/healthcare/201906.html

【情報】猫とコロナウイルス

猫とコロナウイルス

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うちでも猫を飼っています。かわいいです。

キジトラ柄なんですが凄く人懐っこいです。

コロナウイルス関連のことを調べていたら、

猫とも関係のある記事を見つけたため調べてみました。

 

 

 

 

●猫コロナウイルスって何?

猫コロナウイルス(Feline coronavirus: FCoV)
コロナウイルスは、犬・猫など多くの動物にみられますが、病原性は低いウイルスです。しかし、コロナウイルスにも病原性が高く、死亡率も高くなる種類もあります。

2003年、東南アジアで感染が拡がったSARS、今回の猫コロナウイルスとSARSは関連はないとの報告があるようです。

猫コロナウイルス(FCoV)

猫コロナウイルスはⅠ型、Ⅱ型に分かれています。さらにそれぞれ2つのバイオタイプに分かれます。

①猫腸コロナウイルス(FECV)

猫伝染性腹膜炎ウイルス(FIPV)

この2つは非常に似ているため検査で区別することが困難。

猫伝染性腹膜炎ウイルスに関しては、非常に致死性の高いウイルス

 

●猫コロナウイルスの感染経路

猫コロナウイルスの感染経路はしっかりとした経路は分かっていないようですが、糞便や唾液中のウイルスが口や鼻を介して感染すると考えられています。

致死率が高い猫伝染性腹膜炎ウイルスは感染力は弱く、今のところ猫から猫への感染はないと考えられているようです。

現在、この猫伝染性腹膜炎ウイルスは、猫腸コロナウイルスに感染した猫の体内で、ウイルスが突然変異を起こし発症すると言われています。

 

●猫伝染性腹膜炎の症状

猫伝染性腹膜炎の症状には・・・

ウェットタイプ

ドライタイプ の2つがある。

発熱や食欲低下などが見られるようですが、治療への反応が悪く、発症から早くて数日から数ヶ月で亡くなる致死率の高い病気です。

ウェットタイプ
感染した猫の大部分が、このタイプの症状だと言われています。

・体重減少・活動量の減退・発熱など

・腹部や胸部に水が溜まる(腹水、胸水)

・腹水や胸水で肺を圧迫し呼吸困難を起こす など

症状が見られてから2か月以内に無くなることが多い。

ドライタイプ
・体重減少、活動量の減退、発熱等

・ぶどう膜炎や虹彩炎など

・脳の炎症(麻痺やけいれんなどが起こる)

・腎臓や肝臓・腸にも異常が現れる

※やや慢性的な経過をたどる傾向。このタイプも致死率が高い。

 

検査・費用

<検査は2つ>

抗体検査血液中の抗体を調べる検査。

PCR検査血液や糞便中のウイルスを検出する遺伝子検査(PCR検査)

2つの検査は、院内検査では難しいため、血液や糞便などを検査センターへ送って検査。腹膜炎が疑われる場合は、腹水などの水を遺伝子検査で調べることも。

この2つの検査でウイルスの区別をすることはできません

猫伝染性腹膜炎が疑われる場合は、レントゲン検査、エコー検査を実施。胸水や腹水が溜まっている場合は抜去処置なども行います。


参考資料

https://www.anicom-sompo.co.jp/nekonoshiori/1279.html

 

【健康】静脈血栓塞栓症~怖い病気の1つです~

静脈血栓塞栓症~怖い病気の1つです~

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●深部静脈血栓症とは

静脈血栓塞栓症VTE:venous thromboembolism)は
①深部静脈に血栓を生じる病態(深部静脈血栓症:deep vein thrombosis:DVT
②その血栓が静脈壁から剥離して静脈血流に流れ込み、肺動脈を塞ぐ急性の病態(急性肺塞栓症:acute Pulmonary Embolism:aPE)を併せたし総称である。


●DVTの病態

DVTは全身の深部のすべての静脈に発生するが、下腿のDVTが最も多く要注意とされる。
その中で、ヒラメ静脈は筋および静脈の構造の違いから、最近の臨床においてDVTを発症しやすい静脈とされている。

 

成因

静脈内の血栓が形成される原因としては、1856年にVirchowが提唱した
①血流の停滞
②静脈壁の異常
③血液凝固能の亢進
の3要因が極めて重要といわれ、これらの因子が高率に重複して存在する場合に発生率が高いとされている。


●予防方法

予防対象となる手術や疾患の基本的なリスクの強さを評価。
①手術や疾患に起因するリスク増強因子
②個々の患者に起因したリスク増強因子
を参考に適切な予防方法のリスクアセスメントを行う。

<予防のポイント>
血流の停滞予防と抗凝固療法

予防は・・・
発症していない時期に行う一次予防と、発症後にそれ以降の再発を予防する二次予防に分かれる。

静脈系は・・
①末梢血管から心臓へ血液を還流させる働き
②容量血管として循環血液量を調節する機能
を持つが、外からの様々な物理的因子の影響を受けるため、静脈系の生理を十分理解した上での予防法が重要となる。


●治療内容

①圧迫法

弾性ストッキング

<生理的効果>
①筋の圧迫により筋収縮時の静脈圧迫を増強させ直接的に筋ポンプ作用を増強する
②静脈の圧迫により静脈系を縮小させ、逆流の減少を引き起こす
③不全に陥っている弁の接合を改善する
④微小循環領域の圧迫により、毛細血管の還流を良好にして浮腫を改善する

などが挙げられる

<着用上の注意>
着用前に十分な説明を行い承諾を得ること、下肢長や下腿周径を正確に計測し、適切なサイズを選択した上で上端部や下端部の丸まり、重なりによって血流を阻害しないように均一に装着することが必要。

弾性包帯

弾性ストッキングが下肢の形状に合わない場合、手術、病変のために使用できない場合に弾性包帯を考慮する。生理的効果としては弾性ストッキングと同様

欠点

①時間経過で緩みが出る。

②施行者の巻き方で圧迫圧が変化する

方法

弾性包帯の幅は10cmのものを用い、末梢部より巻き始め、浮腫を発生させないため末梢部をきつく、中枢に向かうにしたがって弱く巻き上げる
圧迫圧は足関節部を100%とすると中枢部は40%程度。

らせん状に外側から内側に向かって巻いていくと適度に力を入れやすく、安静臥床時に下肢は外旋位をとるため、下肢と反対方向に巻く事で緩みにくい

間欠的空気圧迫法

間欠的空気圧迫法は物理療法機器の中でマッサージ器(空気圧式)として分類され

①ブーツタイプ(IPC)

②足底静脈叢圧迫(VFP)装置 に大別される。

元来血流、リンパ液流の促進を目的に末梢性浮腫(末梢循環障害、手の外傷後の浮腫、手の外科術後、乳がん術後の上肢循環障害、肩手症候群、下腿・足部周辺・四肢外傷後の浮腫、原発性リンパ浮腫など)に適応されていたが、2004年4月から「肺血栓塞栓症予防管理科」が算定できるようになり、DVT予防に使用されるようになった。

IPCは空気を送り出すコンプレッサー(ポンプ)とエアホース、カフ(グローブ)より構成される。

<生理的効果>
①骨格筋の収縮には静脈自体が直接圧迫され血液が静脈内の一方弁により中枢側へ押し上げて作用があるが、臥床による不動の状態では袋状の静脈弁を有する下腿のヒラメ静脈などの静脈に血液が停滞しやすくなる。IPCはこの作用を他動的に補助する。

②足部に荷重することで約30ml貯留するといわれる足底部の静脈叢を圧迫し血流還流を促すvenous foot pumping作用を補助する。

【健康】熱中症②~対策・予防編~

【健康】熱中症②~対策・予防編~

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熱中症①はこちら⇩

www.ohashi1212.com

 

 

 

 

●熱中症になったら?

夏は室内外問わず、熱中症への注意が必要。

熱中症の症状がみられたら・・・
①まずは涼しい場所で安静に。
②水分・塩分補給。
③病院に行く。
※場合によってはすぐに救急車を呼ぶ。
※熱中症は命に関わります。激しい頭痛や高熱などの症状がある場合は病院へ。

◎自分自身でできること
涼しい場所で衣服をゆるめる
水分補給
栄養補給(ビタミンB群の摂取)

◎医療機関を受診した方が良い場合
重い場合は速やかに受診‼
激しい頭痛・吐き気
40度近い高熱
自力で水分がとれない
異常行動や意識障害がある
けいれんを起こしている
などの場合は、一刻も早く救急車を呼ぶ‼。

 

●セルフケアできる場合

自力で水分補給できる。
意識がはっきりしている。
涼しいところでしばらく安静にして改善される。
上記の状態であれば、様子をみて症状が悪化するようならすぐに救急車を。

<重症度別の対応方法分類>
I度
めまい・失神(立ちくらみ)
筋肉痛・筋肉の硬直(こむら返り)
大量の発汗
すぐに涼しい場所に移してからだを冷やし水分・塩分を与える

II度
頭痛・気分の不快・吐き気・嘔吐・倦怠感・虚脱感
自分で水分・塩分をとれない場合は、すぐに病院に搬送する

III度
意識障害・けいれん・手足の運動障害
高体温
すぐに病院に搬送する‼

 

●熱中症の対処方法

※涼しい場所で衣服をゆるめ、水分補給。
立ちくらみ、めまい、筋肉のけいれん、倦怠感、脱力感など熱中症を疑う症状がみられたら・・・
風通しのよい日陰やエアコンのきいた室内に移動する。
②すぐに冷たい水や塩水、スポーツドリンクなどを飲む
③横になって体を休める

具体的には・・・
・衣類の襟元をゆるめたり脱がす。
・うちわや扇風機で風をあてる。
・氷や氷嚢で体を冷やす。
※冷やす場合は、首筋や脇の下、足の付け根、足首などが効果的。

栄養補給のためにビタミンB群の摂取もおすすめ

体力回復のために栄養補給も大切。
ビタミンB1、B2、B6などのビタミンB群はエネルギーを産み出す代謝の助けます。
特にビタミンB1は、エネルギー源となる炭水化物の分解・吸収に欠かせないため、食事や栄養ドリンクなどで補給を。


●予防するには?

温度の指標となる【暑さ指数(WBGT)】
アメリカで提唱された指標で、気温・湿度・輻射熱という3つの要素から算出。
日本生気象学会による【熱中症予防指針】
WBGTによる参考温度を基準に、危険度の目安と日常生活をおくるときの注意点などを提示。

 

<熱中症予防のためのガイドライン>

暑さ指数(WBGT)・熱中症予防指針

危険(31℃以上)
すべての生活活動で起こる危険性
高齢者においては安静状態でも発生する危険性が大きい。外出はなるべく避け、涼しい室内に移動する。

厳重警戒(28~31℃以上)
外出時は炎天下を避け、室内では室温の上昇に注意する。

警戒(25~28℃以上)
中度以上の生活活動で起こる危険性
運動や激しい作業をする際は定期的に十分に休息をとり入れる。

注意(25℃未満)
強い生活活動で起こる危険性
一般に危険性は少ないが、激しい運動や重労働時には発生する危険性がある。

 

●具体的な注意点

急に暑くなった日は要注意
体がまだ暑さに慣れていない時期は、うまく体が適応できずに熱中症の原因に。
涼しい日が続いた後に急に暑くなった時
梅雨の晴れ間など急に暑くなった日 などは注意。

生活の中で起こる熱中症が多い
家庭内で日常生活の中で起こる熱中症も多くありニュースにもよう取り上げられます。特に高齢者や乳幼児は、エアコンのない室内や風通しの悪い場所は危険
動きがなく静かにしているときは、声をかけるなどして確認を。
部屋の温度に注意し、風通しや服装を確認。

暑さを上手に避けて生活する工夫
特に高齢者の方はエアコンを嫌う傾向があります。一緒に住んでいる家族は部屋の温度を確認した上で、エアコンを使用しましょう。
ただ冷やしすぎに注意涼しい部屋から暑い屋外などに出たときに、急激な気温差に体が適応できず、めまいや気分の悪さなどが起こる可能性があるため注意。

上手くエアコンを利用する

室温が28℃を超えないように設定(24℃以下にならない)
扇風機などを利用して風を動かす。
カーテンやすだれなどで直射日光を遮る。
料理中は扇風機や換気扇を回す。

喉が渇かなくても水分補給
高齢になると脱水症状が進んでいても体に変化が出にくいです。外出や運動、入浴、睡眠などの前に水分を取りましょう。
利尿作用のある飲み物に注意
カフェインを含むお茶やコーヒー、お酒(アルコール)には利尿作用があり、尿の回数が多くなり脱水症状を進めてしまう危険も。飲み過ぎないよう注意です。

涼しく過ごせるよう服装も見直して
吸湿性、通気性のよい素材の衣類を選ぶ。
首回りが閉めるけられるネクタイなどは熱が籠りやすいため、なるべくネクタイを外し、襟元をゆるめて風通しをよくする。
服を着ないのは逆効果
衣類は汗を吸って蒸発させるのを助ける、直射日光の熱や紫外線から肌を守る役割があるため、むやみに服を脱ぐのはやめましょう。


参考資料

https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/health/symptom/31_nettyusyo/index3.html

 

【健康】熱中症①~症状編~

【健康】熱中症①~症状編~

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今年の6月も暑かったですね。

でもこれから7月~長ければ9月までは更に熱くなります。

新型コロナウイルスも怖いですが、この時期に怖いのが”脱水””熱中症”

熱中症は最悪の場合、命を落とすことも・・・

調べましたので読んでみてください。これはパート①です。

 

 

 

 

●熱中症とは?

熱中症とは、体内の熱が放出されず体内にこもることで様々な身体の不調をこと。
暑さにより体温調節ができなくなることや、体内の水分量・塩分量のバランスが崩れたりすることが主な原因です。
めまいや頭痛、けいれん、意識障害などの症状を総称して「熱中症」と言うことが多いようです。

<環境の要因>
気温や湿度が高い
風が弱い
日差しが強い など
<身体の状態>
激しい運動などにより体内でたくさん熱が産生された
暑さにからだが慣れていない
疲れや寝不足
病気などで体調がよくない など

「環境」と「身体」の要因が重なるとき熱中症が起こりやすくなると考えられています。

<注意する時期や場所>
時期

梅雨の晴れ間や梅雨が明け、しばらく涼しい日が続いた後急激に暑くなった日など

場所

運動場、公園、海やプールなど
強い日差しが当たる屋外や、駐車場に止めた車の中、体育館、気密性の高いビルやマンションの最上階など
浴室やトイレ、寝室など、家庭内の風通しの悪い室内など

 

●熱が上がった時の体の反応

運動や作業をすると体の中で熱が発生します。この熱対して人間の体は体温調節機能が反応。

・体温が上がり過ぎたときに・・・
自律神経の働きによって

末梢血管が拡張し、皮膚に多くの血液が流れ込むことで熱を体の外に放出

さらに、汗をかき、その汗が蒸発するときに体の表面から熱を奪い、体温を下げようと働きます。

・暑い環境に長く居ると・・・
体温調節機能が崩れると

①体外への熱の放出が困難になり、体内に熱がこもって体温が上昇

②さらに、大量の汗で、体内の水分と塩分が失われ、体液のバランスが崩れてます。

それが筋肉や血流、神経などからだのさまざまな部分に影響を及ぼすし、けいれん・めまい、失神、頭痛、吐き気といった熱中症の症状があらわれます。

 

●要注意な人は?

熱中症になりやすい人として・・・
・高齢者、乳幼児
・運動習慣がない人
・太っている人
・体調がよくない人
・暑さに慣れていない人 など

<高齢者や乳幼児>
高齢者や乳幼児は、体温調節機能の低下や未熟さにより、体内に熱がこもりやすいプラス、暑さを自覚しにくいため、成人に比べリスクが高くなります
また、環境因子として、子どもは大人よりも身長が低く地面に近い分、アスファルトの照り返しなどによる熱の影響を受けやすいです。

<持病を持っている人>
心臓病、糖尿病、高血圧、腎臓病などの持病があると、体温調節機能の乱れの原因となることがあり、ハイリスク要因と言われています。また、治療のために服用している薬の種類によって発汗の抑制や利尿作用があるものがあり、熱中症の原因となります

 

●要注意な症状

筋肉のけいれん、立ちくらみ、頭痛などがみられたら注意!!

<熱中症の症状と重症度>

熱中症は最悪の場合、脳内の温度が上昇すると中枢神経に異常が起こり、さまざまな臓器に障害が出て、命を落とすことも。

 

<分類・症状の重症度分類>
I度(軽度)
めまい・失神
「立ちくらみ」状態。脳への血流が瞬間的に不充分になっている状態:“熱失神”
筋肉痛・筋肉の硬直
「こむら返り」のことで、筋肉に痛みが出ます。体内のナトリウム欠乏により生じる: “熱痙攣”
大量の発汗

II度(中度)
頭痛・気分の不快・吐き気・嘔吐・倦怠感・虚脱感など: “熱疲労”“熱疲弊”
身体がぐったりとしている。力が入らない状態。

III度(重度)
意識障害・けいれん・手足の運動障害
呼びかけや刺激への反応がおかしい、ひきつけがある、真直ぐ歩けないなど。
高体温
身体に触ると熱いという感じる状態:“熱射病”“重度の日射病”す

 

●最初は体温が上がらないことも・・・
熱中症でも軽症の場合、体温が上がらないこともあるようです。
しかし、軽症でも放置していると重症化することもあるので注意が必要
熱が無くても、他の症状もしっかりと確認することが必要。
普段より1度以上高い場合は要注意。
できるだけ涼しいところで横になるなどして身体を休め、熱がなるべく下がる状態にする。