【健康】汗
夏と言えば・・・
とりあえず、汗をかきますw
自分は夏は好きなんですが、唯一嫌なのが汗をかくこと。
汗かきなので本当に嫌です。
でも汗をかくことは必要なこと。調べてみました。
●汗の成分・機能
汗の成分
①汗は血液から血球を取り除いた残りの液体成分。
②血漿が元(血漿は99%以上が水分)。
③カリウム、マグネシウムなどのミネラルを含む。
汗の機能
体温を下げる:汗が体の表面で蒸発するときの「気化熱」で熱を放出。
汗腺の機能
①汗腺は、血管の近くにある。
②血液中から血漿を取り出し、汗を作る。
③汗腺は、血漿の中の水分だけを濾過できる。
④ミネラルを再度血管に戻してから汗として排出する。
⑤汗は限りなく水に近い。
悪い汗!?
①汗をかく習慣が少ないと汗腺の濾過機能が衰える。
②大切なミネラルも汗として出してしまう。
③濃度が濃いベタついた汗になる。
④ミネラルが皮膚の常在菌と結合、匂いの強い汗になる。
⑤濃度の濃い汗は蒸発しにくいため、体温調節機能も低下。
<多汗症の場合・・・>
汗が大量に出る、または一部だけなど、汗が不自然な時は、病気が隠れていることも。
①糖尿病
糖尿病による神経障害がある場合、末梢神経や自律神経の機能低下により、大量の汗をや一部だけ、逆に汗が出ないなどの症状が現れる。
②バセドウ病
バセドウ病は、過剰に分泌される甲状腺ホルモンの影響で代謝が高まり、大量の汗が出る。
③更年期障害
女性ホルモンには発汗を抑制する働きがありますが、更年期には女性ホルモンが減る。そのため、女性の場合、ホットフラッシュと呼ばれる急激な大量発汗が見られることも。
④精神的なもの
精神性発汗:緊張などから手や足、脇などに大量の汗が出る。
●においの原因
①食生活
肉などの動物性タンパク質には、アンモニア、硫化水素など、臭いを放つ成分があり、肉食を摂る食生活だと、汗が匂いやすくなる。
②ストレス
ストレスが多いと体内に活性酸素が増加。皮脂が酸化すると加齢臭のようなにおいが発生します。
<汗腺の衰えチェック>
・車や電車移動が多く、歩く習慣がない。
・普段、あまり運動しない。
・エアコンの効いた室内にいることが多い。
・熱めのお風呂に全身浸かる。
・入浴後はエアコンで体を冷やす。
・汗がベッタリする。
・汗が臭うことがある。
・汗がしょっぱい。
・冷え性
※上記のことに当てはまることが多い人は「悪い汗」が出る可能性が大きい・
●良い汗を出すために
①有酸素運動
汗腺を働かせるには、有酸素運動が効果的‼
無酸素運動で急激な汗を出すと、汗腺での濾過装置が上手く働かないため、悪い汗に。
ゆっくりと毎日20~30分程度の有酸素運が良い汗を出すためのコツ。
汗ばむ程度の速さでウォーキングなどが良いようです。
②エアコン
エアコンをまったく使わないは難しいです。逆に使わないことで“熱中症”の危険もあります。
しかし、エアコンにあたりすぎる・設定温度が低すぎると汗腺の退化してしまいます。
設定温度を27℃くらい程度が良いとされています。
③入浴
汗腺を鍛えるには、半身浴か手足高温浴が良いらしい!!
高温の全身浴は、汗腺が働かなくなってしまいます。
高温のお湯だと汗が一気に出てしまうようです。また、高温では汗による体温調節ができずにのぼせの原因になるようです。
半身浴
37~38℃程度のお湯。みぞおちあたり。10~15分程度でよい。
手足高温浴
肘下、膝下だけを43~44℃の湯に10~15分浸ける。
皮膚の弱い人や、温度センサーが衰えがちな高齢者は、湯温をややぬるめにしてください。
<入浴直後のエアコンは避ける>
◎エアコンに当たるのは、汗が出なくなってから。
入浴後に急激に体を冷やすと、開いた汗腺が閉じてしまいます。風で自然に体温を下げながら、汗を蒸発させてるのが良いです。
④食べ物
肉類や脂っこいものは控えめにする。
食事は生姜(血行促進)や酢(代謝を上げる)などを取り入れると良いとされています。
イソフラボンを含む大豆製品
女性ホルモンは発汗を抑える働きがあるため、女性ホルモンに似た働きを持つイソフラボンを大豆製品を摂ると良い。
ビタミン
抗酸化作用のあるビタミンC、ビタミンEを含むオリーブオイルや玄米などを摂ると良い。
参考資料