OT【作業療法】のブログ~医療・介護福祉・リハビリ~

2008年から作業療法士をしています。医療福祉の情報や病気、怪我、体験談なども書いていきたいと思います!! よろしくお願いします。

【感染症】コロナウイルス~実は何種類もありました~

コロナウイルス

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現在、世界的に蔓延している新型コロナウイルス。
新型とついている通り、以前からコロナウイルスはありました。

 

現在(新型は含めてません)
①風邪のウイルスが4種類
②動物から感染する肺炎ウイルスが2種類
あるようです。

 

 

 

●風邪のコロナウイルス

4種類のコロナウイルス(Human Coronavirus:HCoV)
・HCoV-229E
・HCoV-OC43
・HCoV-NL63
・HCoV-HKU1

難しいですが、この4つが風邪を引く原因の1つであるウイルスになるようです。

風邪の1割から2割(流行期は3割になる)はこの4種のコロナウイルスを原因だそうです。
冬の寒い時期に流行し、6歳までに感染を経験するとの事。
感染しても症状は軽症であることが多いが、熱が出ることも多い。

 

 

●重症急性呼吸器症候群(サーズ:SARS-CoV)

SARS-CoV(サーズ)は聞いたことがある人も多いかと思います。
本来コウモリがかかるコロナウイルスが人に感染してしまい、肺炎を引き起こしてしまいます。

2002年に中国広東省で発生。
2002年11月~2003年7月の間に世界に拡大した。
2003年12月WHOの報告によりSARS患者は8,069人(疑いを含む)うち775人が肺炎で死亡(致命率9.6%)。

人から人への咳などの飛沫を介して感染し、1人から十数人に感染を広げる“スーパースプレッダーが見られようです。
亡くなった人の多くは高齢者、心臓病、糖尿病等の基礎疾患を持っていた
子どもへの感染は少なく、感染しても軽症の呼吸器症状を示すのみだった。

 

 

●中東呼吸器症候群(マーズ:MERS-CoV)

MERS-CoV(マーズ)も、サーズ同様に聞いたことがあると思います。
ヒトコブラクダに感染するウイルスであったが、人に感染し肺炎を引き起こした。

2012年にサウジアラビアで発見。
WHOへ報告より2019年11月30日時点で、これまで世界で2,494人の感染。そのうち858人が死亡。

このウイルスに感染しても軽い呼吸器症状で済んでいるとのこと。
高齢者や基礎疾患をもつ人に感染した場合に重症化した。
15歳以下の感染者は全体の2%程度であり症状も軽症。

 


●コロナウイルスの特徴

電子顕微鏡で見るとコロナウイルスは・・・
・直径約100nmの球形
・表面に突起がある。

 

コロナウイルスの形が王冠に似ていたため、ギリシャ語で王冠を意味する“corona”という名前になった。
ウイルス学的には、ニドウイルス目・コロナウイルス亜科・コロナウイルス科に分類。

SARS-CoV(サーズ)、MERS-CoV(マーズ)は共に、感染症法において二類感染症に分類。
感染者は感染症指定医療機関への入院措置がとられ、陰圧管理された病室で治療を受ける。

 

 

参考資料

https://www.niid.go.jp/niid/ja/from-idsc/2482-2020-01-10-06-50-40/9303-coronavirus.html

 

 

 

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