肺炎
少年ジャンプで連載中で、アニメ化(2期も放送予定)もされたDr.STONE(ドクターストーン)。
この漫画の中で宇宙船ソユーズのクルーたちが地球に帰還後、自給自足で生活していくのですが、クルーたちの殆どが”肺炎”で亡くなってしまいます。
またヒロイン?のルリも肺炎になっていましたが、主人公たちがサルファ剤を作り出せたおかげで助かります(現実ではあんな短時間で作れないと重いますが・・・)。
現在、肺炎は日本人の死因率の3位となっているようです。
それほど怖い肺炎。
そしてこの怖い肺炎になってしまうウイルスの1つが新型コロナウイルス(COVID- 19)なのです。
だから怖がるべきウイルスですし、罹らないようにできることはやっていく必要があります。
肺炎はかぜと勘違いしやすい病気
65歳以上の方がかかることのある肺炎球菌感染症の1つが肺炎。
主な症状は、咳、発熱、痰など、かぜの症状と似ていますが、肺炎とかぜはちがいます。
肺炎は、細菌やウイルスなどの病原体が、肺(肺胞)に感染を起こし炎症を起こします。肺に障害が生じると、息切れ、黄色~緑色の痰や血痰、38度以上の高熱などの症状が長く続き、自分たちがしっている風邪よりも症状が重くなります。
かぜと肺炎の比較
●症状
<かぜの場合>
・鼻水
・くしゃみ
・せき
・ノドの痛み
・熱は38℃くらいまで
・期間は数日~1週間くらい
<肺炎の場合>
・胸にするどい痛み
・悪寒
・息切れ
・せき
・全身のだるさ
・黄色~緑色の痰や血痰
・顔やくちびるが紫色
・熱は38℃以上の高熱
・期間は長く続く
息が浅くなる、呼吸が速い、ぐったりする、食欲が無いなど、気づきにくい症状も多いため、肺炎と気づかないまま悪化してしまうこともあります。
上記の症状が続くようであれば肺炎を疑い、すぐに医療機関を受診しましょう。
●気づきにくい症状
・苦しくて息が浅くなる
・呼吸が速い
・ぐったりする
・食欲が無い
現在、肺炎は日本人の死因の中で、がん・心疾患に続いて第3位。肺炎で亡くなる方は、年間で約12万人もいると言われています。
その内の90%が65歳以上とのこと。
新型コロナウイルスで80代の方が亡くなったというニュースをよく耳にしますが、不思議なことではないということです。
新型コロナウイルスも怖いですが肺炎になってしまうことが一番怖いのです。
高齢化社会の日本では、肺炎予防の重要性が増しています。肺炎にかからないためにはワクチン接種や日常生活の見直し免疫力を高める、手洗い・うがいなどをするなど当たり前にできる予防対策を行っていくことが大切です。
参考資料
https://otona-haienkyukin.jp/about/attention.html
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