マスクの種類
今年はインフルエンザの流行や中国で発生した新型コロナウイルスなどでマスクがよく売れていると聞きます。
しかし、そのマスクにも選び方があるようです。
ここではよく売られているマスクから日常生活では使わないマスクまで一通り紹介したいと思います。
1.用途によるマスクの違い
マスクはその用途により、「医療用マスク」「産業用マスク」「家庭用マスク」の3 種類に分けられるようです。
●家庭用マスク
風邪、花粉対策や防寒・保湿などの目的で日常よく使われているマスク。
素材や形状、サイズなども様々で、今はメガネが曇らないようになっているもの。香りがついているもの。加湿のために潤いのあるものなどたくさん種類が出ています。
フィルター性能や通気性ともにバランスがよくできており、快適に使用できるのが特徴です。
●医療用マスク
医療現場や医療用に使用される感染防止用マスク。
外科手術などで使われているマスクで「サージカルマスク」とも呼ばれていますが、現在は普通にお店で売られていることもあるようです。
●産業用マスク
工場などで防塵対策として使用されるマスク。
工業用マスクや防塵マスクとも呼ばれています。粉塵量、性質などに応じて顔面すべてを覆うものもあります。「N95マスク」と呼ばれる高性能マスクとして着用されることが多いようです。
※N95マスクとは?
米国労働安全研究所の認定規格N95を満たした高性能のマスク。
0.3μmの微粒子を95%以上捕集する性能を備えているため、結核、SARS、PM2.5、また放射性物質からの防御に効果があるとされています。
しかしどんなに高性能なマスクだとしても、しっかりマスクが顔に密着していないと隙間が出きて、防御効果がなくなります。そのため、マスク装着時は顔にしっかりはまり隙間ができないかを確認する必要があります。
2.ガーゼタイプと不織布タイプ
ガーゼタイプありましたね。洗濯すると縮んでゴムが通してあるガーゼ部分が“キュ”ってなってみっともなかった思い出があります。
「家庭用マスク」には、マスクのフィルター部分の素材が、「ガーゼタイプ」と「不織布タイプ」の2種類がありかす。
●ガーゼタイプ
「家庭用マスク」として昔から使われているタイプで保湿効果も優れている。
主に綿織物を重ね合わせたマスク。最近はガーゼに特殊なフィルタを縫り込むことで花粉などの通過を防ぐものも増えているようです。
●不織布タイプ
「医療用マスク」の素材として一般的だったものが花粉症流行により普及。
現在は家庭用マスク総生産数の9割以上を占めるようです。値段が安く、一枚一枚使いきりで使用することが多い。
3.形状による違い
マスクの形状には、3 つのタイプがあります。
「平型マスク」「プリーツ型マスク」「立体型マスク」です。
形状や素材の利点を活かしそれぞれに多くの特徴があります。目的、つけ心地、密着性などを考えてマスク選びをすることでマスクの効果を得ることができます。
●平型マスク
平型マスクはガーゼマスクに多く、高い保湿性と保温性があります。マスク本来の捕集や飛散防止といった機能、睡眠時やエアコンの効いている乾燥した部屋から喉を守るためによいです。
ガーゼできているため、天然素材である綿織物を使用しているのが特徴。
●プリーツ型マスク
鼻から口にかけてフィットするようにできており圧迫感が少ないです。前面がプリーツ状(アコーディオン型??)になっていることで口の動きを妨げにくく、話をしていてもズレにくいのが特徴です。
プリーツが上下に広がることで装着しマスクと口の間に隙間ができるため呼吸も楽に行えるようになります。
●立体型マスク
顔の形に合わせた形をしており、隙間なくピッタリと合います。マスクと口元に空間ができるようになっているため、装着時の息苦しさや話にくさが緩和。
女性にとっては、口紅などの移りが少ないのもよい点です。
参考資料
http://www.jhpia.or.jp/product/mask/index.html
https://04510.jp/times/articles/-/233?page=1
https://www.monotaro.com/s/pages/productinfo/mask_type/