OTのブログ

約11年間ではありますが作業療法士をしています。新たな挑戦としてブログ始めました!! 医療福祉の情報や病気、怪我、体験談なども書いていきたいと思います!! よろしくお願いします。

【介護】日常生活動作(ADL)~生活するために必要な動作~

日常生活動作(ADL)

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日常生活と言っても、1つ1つの生活動作を見てみると実はたくさん身体を動かしています。
日常生活をする上でいろんな要素が関わっていることが少しでも頭に入っていると介護や看護を行う上でのヒントにもなります。

 

 

●日常生活動作(ADL)とは?

医療介護の現場では必ず聞くと言ってもいいADL(Activities of Daily Living)
日常生活動作のことを指しています。
日常生活動作は起居動作・移乗・移動・食事・更衣・排泄・入浴・整容があります。

これはBI(Barthel Index(バーセルインデックス))やFIMなどの評価表でもよく見ると思います。

もう1つ聞くのはIADL(手段的日常生活動作)があります。
これは、掃除・料理・洗濯・買い物などの家事や服薬管理、金銭管理、趣味などの日常生活動作のことを指します。

医療福祉の現場ではADLを把握することが多いと思います。
デイサービスや訪問看護介護などでは在宅との接点が多いためIADLも把握することが多いです。


●ADLが低下すると?

①日常生活動作(ADL)が低下するということ
活動性が低下
③社会参加の機会も少なくなり
④生きがいや役割を見いだせなくなると家に閉じこもりがちに
身体的・精神的機能が低下
⑥機能が低下すると日常生活動作がさらに低下
自立度も下がり
介護が必要となって、
寝たきりとなってしまう

こんなことが起きてしまうのです。
この流れは高齢者の方に多いです。
仕事を辞めてやることがなくなったり、病気で思うように体を動かすことができなくなったり、理由は様々など思います。
ADL動作が低下するは最終的には寝たきりにつながることを頭に入れておく必要があります。

 

●FIMで言われているADL

FIMとは?
FIMとは、「Functional Independence Measure」1983年に開発されたADL評価法。日本語で「機能的自立度評価法」。
FIMの評価は、日常生活動作(ADL)の介護量を測定。

移乗
①ベッド・椅子・車椅子の移乗
②トイレの移乗
③浴槽・シャワーの移乗
FIMにおける移乗の評価範囲は、ベッド・トイレ・浴槽(シャワー)のそれぞれの「座面から立ち上がる」「方向転換」「座る」までの乗り移ること。

移動
FIMにおける移動の評価範囲は、「歩行」または「車椅子」で評価。
①移動手段として歩行または車椅子のどちらかで最も頻繁に行う方で評価
②FIMで評価する移動距離は「50m」と「15m」で評価。
※FIM評価は、米国が発祥のため1街区(50m)と家屋内移動(15m)の距離としている。

食事
FIMにおける食事の評価範囲は、食事が適切に用意された状態。
①適切な食器・道具を使って、
②食べ物を口に運ぶ動作から、
③咀嚼し、嚥下する
までの3つの工程を評価していきます。食事の下膳・配膳は、評価の対象外。

更衣
FIMにおける更衣の評価範囲は、衣類を「脱ぐ」「着る」を評価。
①上半身は、衣服を「かぶる」「片袖を通す」「もう一方の袖を通す」「衣服を引きおろす」の4つの動作のうちどれくらい自分でできるか評価する。
②下半身は、衣類が「ズボン」「下着」「靴下(ストッキング)」「靴」に変えて採点する。

③上肢・下肢装具の着脱も更衣の評価対象。

排泄
FIMにおける更衣の評価範囲は、「衣類の着脱」「陰部を清潔にする」までを評価。
トイレを使用せず、尿器を使用してベッド上でトイレを済ませている場合は、ベッド上動作を評価。
①トイレ動作は、「服を下げる」「服をあげる」「お尻などを拭く」の3つの動作のうちどれくらい自分でできるか評価。
②生理用品の取り扱いも評価対象。

入浴
清拭の評価は、身体を①胸部、②右上肢、③左上肢、④腹部、⑤右大腿部、⑥左大腿部、⑦右下腿部、⑧左下腿部、⑨陰部、⑩お尻」の10箇所に別けて、身体を洗う、すすぐ、乾かす(拭く)で評価。

1)上記の10箇所を採点し、頭と背中が洗えなくても減点なし。
2)浴槽、シャワー、ベッド上、スポンジのいずれでも良い。

整容
整容の評価は、①口腔ケア、②整髪、③手洗い、④洗顔、⑤髭剃り、または化粧の5つの項目を評価。
爪切りや着替え、清拭、入浴などの項目は整容に含めない。

 

日常生活と言っても、1つ1つの生活動作を見てみると実はたくさん身体を動かしているのが良く分かります。FIMには認知項目もあり、動作だけではない部分も評価することができます。
日常生活をする上でいろんな要素が関わっていることが少しでも頭に入っていると介護や看護を行う上でのヒントにもなります。

 

 

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