三大栄養素
三大栄養素は・・・
『タンパク質』『糖質』『脂質』の3つです。
人間に必要なエネルギー源!!
●タンパク質
筋肉や骨、皮膚、臓器、毛髪、血液などを作るために必要なタンパク質。
◎必須アミノ酸
必須アミノ酸と言われるアミノ酸は、体内で合成することができないタンパク質であり、食事から摂取しなければなりません。
<必須アミノ酸の種類>
イソロイシン:成長を促す、神経の働きを補助する。
ロイシン:肝臓の機能を高める。
トリプトファン:セロトニンをつくる原料。
リジン:体の組織を修復。ブドウ糖の代謝を促進。
メチオニン:ヒスタミンの血中濃度の低下させる。
フェニルアラニン:ドーパミンやノルアドレナリンを生成。
ヒスチジン:体の成長。神経機能の補助などに関与。
スレオニン:成長の促進。脂肪肝の防止に働く。
バリン:体の成長に関与。
アルギニン:免疫機能を高める。成長ホルモンを合成。
肉や魚、卵などに含まれる動物性タンパク質
大豆などの植物性タンパク質
この両方のタンパク質をバランス良く摂取することが必要です。
●糖質
糖質は、炭水化物を構成する成分。
ご飯やパンなど主成分であるでんぷんやショ糖、果糖などがあります。
糖質は・・・
①消化管で消化・分解
②ブドウ糖に変化
③腸から吸収
④肝臓に送られる
⑤血液を通じて体内の各組織に運ばれる
⑥二酸化炭素と水に分解されます
※この過程で糖質は1g当たり4kcalのエネルギー供給をする。
<糖分が多いと・・・>
余ったブドウ糖はグリコーゲンとして肝臓や筋肉で蓄えられる。
しかし、蓄えられなかった余分なブドウ糖は脂肪に変化。体脂肪として蓄積されます。そのため、糖質(炭水化物)の摂りすぎは肥満につながってしまいます。
”炭水化物を抜くとダイエットになる”と言われているのはこういうことです。
<糖分が少ないと・・・>
糖質が不足すると、エネルギー不足となり疲労を感じやすくなります。
●脂質
脂質からは1g当たり9kcalのエネルギーを得ることができます。
脂質は、エネルギー源だけでなく、ステロイドホルモンの原料、細胞膜の構成成分などの役割がある。
脂質は「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」の2つに分けられます。
<飽和脂肪酸>
体内で合成することができる脂肪酸。
バターやラードなど動物性脂肪に多く含まれています。
飽和脂肪酸を摂り過ぎは、コレステロールや中性脂肪が増えてしまいます。
これが動脈硬化や心疾患などの疾患に繋がるのです。
<不飽和脂肪酸>
一般にオレイン酸と呼ばれる成分からできており、オリーブ油などの植物性油脂に多く含まれています。
悪玉コレステロールを減らすという働きがあります。
高カロリーなので、摂り過ぎには注意。
参考資料
三大栄養素の基礎知識|すこやかネット|NIPRO-ニプロ株式会社- 「その技術は、人のために。」