サルコペニア
1.サルコペニアとは?
サルコペニアは、加齢に伴い筋肉の量・強度・機能が低下する状態。
高齢者において一般的な疾患であると言われています。
近年は、糖尿病・骨粗鬆症・免疫力の低下など、健康状態の低下にサルコペニアが存在すると言われており、要介護状態に陥る要因の1つとも考えられています。
一次性サルコペニア:加齢が原因で起こるもの。
二次性サルコペニア:加齢以外にも原因で起こるもの。
発症メカニズムはまだ完全には解明されていないと言われています。
基本的には…
①低栄養
②ホルモンの変動
③活動性の低下
などの因子があると言われています。
2.サルコペニアの病態
⑴筋の萎縮と筋力低下
人の筋肉量は…
①40歳を過ぎる頃から、毎年約0,5%ずつ減っていく。
②65歳以降になると劇的に減少していく。
③80歳頃までに筋肉の30~40%が喪失する。
高齢者におけるサルコペニアは80歳代では60歳代に比べておよそ2倍となると言われています。
筋萎縮と筋力低下の特徴としては…
①女性に多い
②上肢に比べ下肢の筋力低下が著しい
③速筋線維に著しい筋萎縮がみられる (不活動の場合は遅筋線維に優位)
④神経原性の病理的変化がみられる
また加齢に伴う筋萎縮と筋力低下の背景にはサルコペニアによる影響だけでなく、「廃用性筋萎縮」も存在すると言われています。
⑵発症要因
①活動性の低下
②低栄養
③炎症性サイトカイン濃度の上昇
④酸化ストレス
⑤成長ホルモンと性ホルモン
の順に寄与度が高いと報告しています。
低栄養
慢性的な低栄養状態では、筋タンパク質が分解され、筋肉の喪失が起こり、その結果、サルコペニアが起こります。
加齢に伴う食事摂取量の減少は、タンパク質・エネルギー栄養障害が起こり、その結果、筋量の減少が起こります。
見た感じでは体重に増減がない場合でも、体重から脂肪を除いた除脂肪体重(LBM)は減少していることがあるため注意必要が必要とのこと。
この除脂肪体重(LBM)が低下し始めると…
①免疫能が低下し、誤嚥性肺炎などを合併症にかかりやすくなる。
②LBMが30%以上低下すると歩行困難に。
③さらに座位を保持することすら難しくなり…。
④寝たきり状態になることもある。
他の3つは難しすぎて説明できません。ごめんなさい🙇💦
3.サルコペニアの予防
1)筋力トレーニング
虚弱な高齢者に対して筋力増強トレーニングを行ったところ、90歳以上の超高齢者であっても筋力増強効果が得られるとの研究報告もあるとのこと。
運動のどう継続していくかが重要な課題。
長期に渡って高齢者が実行可能な運動やセルフエクササイズ、実施環境についての工夫などが必要となります。
2)栄養管理
加齢に伴って食事摂取量が低下します。
サルコペニアにおける栄養改善策として、必須アミノ酸や分枝アミノ酸の投与が注目されていいます。
アミノ酸を摂取するタイミングは運動直前のほうが骨格筋タンパク質の蓄積効率が高いと報告されています。
3)ビタミンなどの摂取
ビタミンDの摂取は、骨粗鬆症のみならず筋肉増強の効果が注目されており、サルコペニアの予防および治療に有効である可能性があると言われています。
4)温熱療法
温熱刺激を併用した筋力増強が提案させています。
詳細は分かりません。すいません。
すこしグダグダな内容になってしまいました。
簡単に書こうと思いましたが、専門用語が多すぎて上手くまとめることができませんでした。
似たような病気?状態?がまだありますので、それと区別しながらまたまとめることができたらと思います。