【感染症】今のコロナ感染症の実際
- 日本の新型コロナウイルス感染症と診断された数
- 新型コロナウイルス感染症と診断された人のうち、重症化する人や死亡する人の数
- 新型コロナウイルス感染症と診断された人のうち、重症化しやすいのは人は?
- 新型コロナウイルスに感染した人が、他の人に感染させてしまう可能性がある期間はいつまで
- コロナ感染症と診断された人のうち、どれくらいの人が他の人に感染させているか
- 新型コロナウイルス感染症はどのようにして治療するか
日本の新型コロナウイルス感染症と診断された数
日本では、これまでに650万人(令和4年4月時点)が新型コロナウイルス感染症と診断されており、これは全人口の 約5.2%に相当。
国内の発生状況などに関する最新の情報は、以下のリンクより: https://www.mhlw.go.jp/stf/covid-19/kokunainohasseijoukyou.html
新型コロナウイルス感染症と診断された人のうち、重症化する人や死亡する人の数
新型コロナウイルス感染症と診断された人のうち、重症化する人の割合や死亡する人の割合は年齢によって異なり、高齢者は高く、若者は低い傾向にある。 重症化する割合や死亡する割合は以前と比べ低下しており、2021年7月から10月に診断された人の中では、
・重症化する人の割合:0.98%(50歳代以下で0.56%、60歳代以上で5.0%)
・死亡する人の割合 :0.31%(50歳代以下で0.08%、60歳代以上で2.5%)
新型コロナウイルス感染症と診断された人のうち、重症化しやすいのは人は?
新型コロナウイルス感染症と診断された人のうち重症化しやすいのは、
・高齢者
・基礎疾患のある方
・一部の妊娠後期の方
重症化のリスクとなる基礎疾患等には、
・慢性閉塞性肺疾患(COPD)
・慢性腎臓病
・糖尿病
・高血圧
・心血管疾
・肥満
・喫煙
があります。
新型コロナウイルスに感染した人が、他の人に感染させてしまう可能性がある期間はいつまで
新型コロナウイルスに感染した人が他の人に感染させてしまう可能性がある期間は、発症の2日前から発症後7~10日間程度とされています。
※また、この期間のうち、発症の直前・直後で特にウイルス排出量が高くなると考えられている。このため、新型コロナウイルス感染症と診断された人は、症状がなくとも、不要・不急の外出を控えるなど感染 防止に努める必要。
コロナ感染症と診断された人のうち、どれくらいの人が他の人に感染させているか
新型コロナウイルス感染症と診断された人のうち、他の人に感染させているのは2割以下。
そのため、1人の感染者が何人もの人に感染させてしまうことがなければ、新型コロナウイルス感染症の流行を抑えられる。
※マスクの着用により、感染者と接する人のウイルス吸入量が減少する
布マスクを感染者が着用した場合に60-80%減少、感染者と接する人が着用した場合に20-40%減少。
新型コロナウイルス感染症はどのようにして治療するか
軽症の場合:経過観察のみで自然に軽快することが多く、必要な場合に解熱薬などの対症療法を行う。
重症化リスクがある場合:中和抗体薬や抗ウイルス薬の投与を行い、重症化を予防。
呼吸不全を伴う場合:酸素投与や抗ウイルス薬、ステロイド薬(炎症を抑える薬)、免疫調整薬の投与を行い、 改善しない場合には人工呼吸器等による集中治療を行う。