爪~爪は何のためにあるの?~
爪きりするたびに、爪何のためにあるのか?って思いませんか?
一応、自分は学校で習ったんですがw
改めて調べてみました。
●爪の役割
①指を保護するため。
②力の入れ加減を調節するため。
もしも爪がなかった場合、物を上手につかむこと(握る力の調節など)や、うまく歩くこと(足先の力が入りづらくなるなど)も難しくなると言われています。
●爪の伸びてくる場所は?
爪は根元から伸びる。
爪先の白いところ(爪を切るところ)が伸びるとだけではなく根本から伸びてくるようです。
爪表面の筋を見てみると徐々に上へ移動していくのがわかります。
●爪の伸びる速さは?
1日に約0.1mm
10日で1mmということになります。
足爪は手爪よりも約2倍程度遅いらしいです。
ちなみに、爪は皮膚の一部。
肌や髪の毛と同じケラチンというタンパク質です。
●爪の白い部分(半月)がない人は病気!?
病気ではありません。個性です。
爪の白い部分(白い半月)は生まれつき。有る無しはその人の個性であり生まれつきです。
●爪で出来る健康チェック方法
ばち状の爪
指先が太くなって爪が太鼓のばちの様な形になっている爪。
別名は時計皿爪。
主に先天性の心疾患や慢性肺疾患の人に見られるようです。
原因は、血液循環が悪くなり指先に血液が溜まってしまうことによるものだと考えられています。
肺ガンの場合、自覚症状よりも早く、爪の異常で気付いて病気が発見されることもあります。
スプーン状の爪
爪の真ん中がくぼんでしまい、爪の甲が薄くなってスプーンのような形になる爪。
原因として、長い時間をかけて変形していくもので鉄欠乏性貧血が考えられます。
貧血の薬(鉄剤)を服用することで治る方が多いようです。しかし、甲状腺機能亢進症が原因でなることもあるようなので、首周辺に腫れがある場合はしっかり受診して下さい。
横溝が出来た爪
栄養失調や強い精神的なストレスがあったときなどに血液循環が悪くなり、一時的に爪の発育が止まることで起こる爪。
色が変わった爪
爪甲が白く濁っている色:(すりガラスの様になった場合)慢性腎臓障害や肝硬変。
蒼白色:鉄欠乏性貧血やレイノー病。
暗赤紫色:チアノーゼ状態になっていて心臓・肺疾患・膠原病の方にみられる。糖尿病の場合、足の爪だけに変色することが多い。
●爪に必要な栄養
「亜鉛」:爪や肌の新陳代謝をよくする。
多く含まれている食材:煮干し、貝類、大根やカブの葉、ナッツ類
「ビタミンB2」:タンパク質の再生を助ける。
多く含まれている食材:レバー、いわし、うなぎ、牛乳、玄米
「ビタミンB6」:ケラチンの生成に関わる。
多く含まれている食材:鶏肉、鮭、青魚、納豆、ジャガイモ
「ビタミンC」:コラーゲンの生成を促進。
多く含まれている食材:柑橘類、ブロッコリー、ピーマン、菜の花
参考資料
https://www.tfk-corp.co.jp/mamepage/byouki12.htm
http://www.minamitohoku.or.jp/up/news/minamitouhoku/topnews/200712/nail.htm