【健康】鼻水とは
風邪をひいたり花粉症だったりすると出てくる鼻水。
誰でも経験したことあるものだと思います。
ですが、なぜ鼻水は出るのか!?
調べてみました。
●体に付いている加湿空気清浄機
鼻の内部(鼻腔)は常に湿っています。しかし、取り込む外気は体温よりも低温で乾燥しています。プラス、ホコリなども含まれます。そのため、空気を鼻から吸い込んだ際、鼻腔内で温度を調整・加湿、そしてホコリなどを除去を行い肺へ空気を送ります。そのため鼻は「加湿空気清浄機」の働きをしているのです。
<鼻腔内の役割>
・吸った空気に湿らせる。
・粘膜の保護(鼻粘膜から常に少しずつ粘液を分泌)。
・粘膜の表面にある細かい突起の”線毛”が粘液と一緒に異物を鼻腔の奥に運ぶ。
・異物は”痰”として排出、または本人が気づかないうちに胃へ行き取り除かれる。
●鼻水は・・・
鼻水には、白色もしくは無色透明、少し黄色、緑色のものがあります。とその前に、、、。
鼻粘膜にウイルスや花粉などの異物が着き、それを排出するために粘液が多量に分泌され、鼻から出てくることがあります。これが“鼻水”です。
鼻水はウイルスなどの異物を排除するために起こる自然な防御反応です。このように鼻水は、鼻腔内をきれいに洗い流してくれています。
鼻水以外にも・・・
鼻や口から勢いよく空気を吹き出し異物を排出する”くしゃみ”
鼻腔が腫れて狭くなることで異物の侵入を防ぐ”鼻づまり”
これも防御反応の1つであり、「鼻水」などの症状を「鼻炎症状」と言います。
花粉やハウスダストなどでも鼻炎症状が出ることがあります。これは「アレルギー性鼻炎」と呼びますが、体質の違いによって「反応する人」と「反応しない人」がいます。アレルギーについてはまた後日。
●鼻水の種類
①サラサラの鼻水
細菌やウイルスなどの異物の侵入を防ごうとして出てくる鼻水は、サラサラの鼻水のことが多いです。他にも花粉やゴミ、ホコリなどを吸い込まないように鼻水が出て洗い流してくれます。
②黄色や緑の鼻水
細菌やウイルスが体内に侵入すると、体は細菌・ウイルスの侵入より白血球を大量に投入します。その時に出た白血球の死骸が、膿となり鼻水や痰に混ざり排出されることになります。
その痰や鼻水は白血球の死骸が混ざっているため、黄色や緑色の粘着質の鼻水となります。
③黄色や緑の鼻水2
副鼻腔炎、蓄膿症といった慢性的な鼻炎でも、黄色や緑色の鼻水が出たります。これは、副鼻腔の部分が炎症を起こし、鼻水や鼻づまりを引き起こします。
風邪や花粉症でもないのに慢性的な鼻の症状があり、黄色や緑色の鼻水が出る人は副鼻腔炎、蓄膿症の可能性もあります。
④血が混ざった鼻水
風邪で鼻の粘膜が傷つくことで出血したり、アレルギー性鼻炎で鼻血が出やすくなる場合もあります。また、血が混ざった鼻水は、鼻の中に腫瘍ができている可能性もあるようです。
参考資料
https://epark.jp/medicalook/cold-runny-nose/
https://www.kracie.co.jp/ph/k-kampo/hanamizu/why.html