OT【作業療法】のブログ~医療・介護福祉・リハビリ~

2008年から作業療法士をしています。医療福祉の情報や病気、怪我、体験談なども書いていきたいと思います!! よろしくお願いします。

【リハビリ】筋肉の種類

【リハビリ】筋肉の種類

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筋肉マッスソー。

ムキムキの筋肉に憧れたことはありませんか???

自分はあります。高校の時に頑張ったのですが全く筋肉が大きくなる気配がありませんでしたww

とりあえず、筋肉とは何か!?

調べてみました。

 

 

●筋肉の種類

筋肉は、大きく分けて3つの種類(骨格筋・平滑筋・心筋)あります。

骨格筋

体全体、手や足を動かすときなど体を動かすための筋肉。この筋肉は自分の意思で動かす。

骨格筋を構成している筋繊維には大きく分けて速筋遅筋の2種類。

速筋:白く見える筋肉であるため白筋とも呼ばれる。収縮するスピードが速く、瞬間的に大きな力を出せるが、長時間の収縮を維持することは難しく張力が低下する。

遅筋:赤みがかった色をしているため赤筋とも呼ばれる。収縮のスピードは比較的遅く、瞬発的な大きな力は出にくいが、疲れにくく長時間、一定の張力を維持することができる。

②平滑筋

血管、胃や腸などの内臓の筋肉で随意的に動かすことができない筋肉

骨格筋や心筋とは違い、横紋はありません。平滑筋は意思で動かすことのできない不随意筋です。筋そのものの収縮力は横紋筋に比べて弱いですが、疲労しにくく動き続けることができるため、内臓を継続して動かすことが出来ます。

平滑筋は心臓と同じように、自律神経の支配を受けているため、自律神経の乱れはそのまま内臓の乱れに繋がります。

③心筋

心筋は心臓を動かす筋肉であり、平滑筋同様に自分の意思で動かすことができない筋肉

筋肉としては骨格筋と同じく横紋筋です。しかし、心筋は意識的に動かない不随意筋になります。動いても疲労しないため骨格筋とは異なります。

心臓はペースメーカーと呼ばれる部位からの命令により、伝導系で興奮が次々に伝わり、心臓をリズミカルに収縮・拡張することができます。心臓の拍動の動き(早い遅い)、運動は自律神経により調節されます。

 

●筋肉の構造

筋肉を鍛え大きくでき、筋繊維と呼ばれる細長い細胞が集まりできています。

筋繊維は「速筋繊維(速筋)」と「遅筋繊維(遅筋)」に分かれます。

速筋

①白く見える筋肉であるため白筋とも呼ばれる。

②収縮するスピードが速く、瞬間的に大きな力を出せるが、長時間の収縮を維持することは難しく張力が低下する。

③主に短距離走やウエイト・トレーニングなどに使われ、この筋肉を鍛えるには、大きい負荷・少ない回数で動かすと良い。

遅筋

①赤みがかった色をしているため赤筋とも呼ばれる。

②収縮のスピードは比較的遅く、瞬発的な大きな力は出にくいが、疲れにくく長時間、一定の張力を維持することができる。

③長距離走などに使われ小さい負荷・多い回数でトレーニングすると効果がある。

「速筋」「遅筋」の占める割合は、生まれたときに比率は決まっているようです。トレーニングしても大きく比率を変えることは難しいようです。しかし、筋繊維を太く強くすることはできるため、目的に合ったトレーニングが重要になります。