きゅうりの育て方
自分たちが食べているきゅうりは、未熟果らしいです。知らなかったw
水分が96%とほぼ水分でできており、栄養素はほとんどないです。
酢の物、漬物などを作るのにぴったりなのはこの水分のおかげなようですね。
●きゅうりとは
原産地はインド西北部のヒマラヤ南山麓。
温暖な気候を好み、低・高温のどちらにも強くないようで暑さには強いと思っていました。
多湿の日本でキュウリを育てると、ウドンコ病やベト病などのモザイク系の病気にかかりやすいようです。
<きゅうりの品種>
フェルナンデス
このフェルナンデスは病気に強く、それでいてシャキっとした食感がある品種。
神田四葉キュウリ 野口種苗
しっかりとしたシャキシャキ感があり漬物によいきゅうり。イボのある品種。葉の勢いが良いので、株間を大きめに空けて通気性を確保、病気にならないように。
グリーンフィールドプロジェクト
歯切れよくシャキシャキした食感が楽しめる品種。夏から地培で育てて秋どりすると、キュウリの味が濃厚になる品種。うどんこ病、べと病などの病気が少なく、暑さに強い品種。
●きゅうりの種まきから収穫
きゅうりは病気が多い野菜。家庭菜園ではできるだけ病気に強い品種を選ぶことが重要。
①タネまき
直径3cm、深さ1cmほどの穴を作り、2~3粒を離して巻きます。
5mm程度覆土し、軽く鎮圧してから水やりします。
地這い品種の場合は、気温が十分上がってから露地に直まきします。
<ポイント>
箱・ポットまきは発芽まで25~30℃に保つ必要があるようです。
土は市販の野菜用培養土で十分。
②育苗管理
4~5日で発芽が揃ってくるようです。
ポットまき:子葉が出たら2本立ち、本葉1枚にまったら1本立ちに間引きます。
箱まき:子葉が完全に開いたらポットに移植。
定植までの育苗期間は30日前後、本葉3~4枚の苗にします。
だんだんと温度を下げるように管理し、定植前には20℃ぐらいに。
<ポイント>
発芽したら風通しをよくして温度を下げる。
葉が触れ合うようになったら、ポットの間隔をあける。
③栽培管理
定植準備は2週間前までに苦土石灰を全面散布して深く耕す。
1週間前に堆肥・元肥をし、よく耕す。
地温の確保と雑草抑えのために黒マルチ(よく畑に敷いてある黒いビニール)を敷くと良い。
立ち作りでは支柱を50cm間隔程度で立てるか、ネットを張ります(うちはネットでやってます)。
支柱のそばのマルチ(黒いビニール)にあらかじめ植え穴をあけ、苗を定植。
きゅうりはツルの伸びが非常に早いため、小まめに支柱やネットに誘引。親づるは自分の手が届く高さで止めます。
<ポイント>
定植畑は保水性、排水性、通気性を良くしておく。
ポットから苗を取り出す際は、極力根を切らないように注意。
接ぎ木苗では接ぎ木部分が土に触れないように浅めに植えます。
④病虫害
●多湿条件
べと病、褐斑病、つる枯れ病、炭そ病などが発生。
●乾燥条件
うどんこ病やダニ類が発生。
アブラムシはウイルス病を媒介するので要注意です。
いずれの病虫害も発生したら薬剤による早期防除。葉の裏にもかかるように意識して。
<ポイント>
病虫害は早期発見、早期防除を!
病害発生を抑えるため、水はけをよくし、マルチや敷きワラで雨の跳ね上がりを防ぐ。適度な整枝や摘葉を行って光を中まで通し、風通しを良く。
⑤収穫
つるも果実もすぐに大きくなるので、しっかり観察して収穫を。
普通品種の果実は、夏季では開花から約1週間で収穫適期に。
多くの栄養を消費するので、2週間に1回程度追肥を。
<ポイント>
なり疲れを防ぐために追肥。
現在のデイサービスでのきゅうりを育てた経験からいうと、水やりさえしっかりすれば沢山取れます。運がいいのか育てている環境が良いのか!?、いつも利用者さんが食べきれないほど取れるので使い切るのが大変です💦
今年は上手く育つかどうかわかりませんが、またTwitterで成長過程を載せていきますのでよかったら見てみてください。
参考資料
https://sakata-tsushin.com/oyakudachi/lesson/vegetable/post_4.html
https://agripick.com/813#content_21950_0_1