節分
1.節分とは邪気払い
季節の変わり目には邪気(鬼)が生じると考えられており、それを追い払うための悪霊ばらい行事が執り行われる。
引用:ウィキペディア
本来、節分は「立春、立夏、立秋、立冬」の前日のことで年に4回あります。
旧暦では春から新しい年が始まるということで、立春前日の節分は“大晦日”に相当する大事な日。
そのため、立春前日の節分が重要視されるようになり、2月3日を節分と言うようになったとの事。
2.豆まきの由来
古代中国での、邪気祓いの行事。奈良時代に日本に伝わり、平安時代に宮中行事として取り入れ、江戸時代には庶民の間に広がりました。
豆まきは農民の豊作を願う気持ちを反映し、畑に豆をまくしぐさを表しているからだといわれています。
<豆まき>
鬼を追い払う豆は、五穀の中でも穀霊が宿るといわれるのが大豆です。豆が「魔滅」、豆を煎ることで「魔の目を射る」ことに通じるため、煎った大豆(これを「福豆」といいます)を使いました。
3.豆まきの仕方
①豆は炒り豆で
芽が出る寸前の春の豆は生命力の象徴で縁起が良いが、拾い忘れた豆から芽が出ると良くないことが起こると言われています。豆は必ず火を通してから。
②神棚にお供えを
豆を枡に入れて、神棚にお供え。神棚がない場合は南の方角に置く。
夜になってから、戸口や窓、ベランダなどで豆まき開始。
③鬼は外・福は内
豆をまくのは、家長の役目とされ、その年の干支の年男、年女も吉とされているためまいてもよいとの事。家中の戸を開け、“鬼は外・福は内”と大きな声で家の外と内に豆をまきます。
豆をまいたら、鬼が入ってこないよう戸を閉めます。
<豆を食べる>
年の数だけ福豆を食べると1年間無病息災で過ごせるという風習もあります。
食べる豆の数は、地方によって違うようで年齢の数だけ食べたり、新しい年の厄払いのために1つ多く食べたり、2つ多く食べる地域もあるとの事。
4.節分と言えば恵方巻
今年2020年(令和2年)の恵方の方角は
西南西やや西(右)
恵方巻は、その年の恵方を向いて丸かじりすると願い事が叶い、無病息災や商売繁盛などの縁起のよい太巻きです。
大阪発祥の風習で、現在は全国で行われるようになっているようです。
恵方巻には、縁起よく七福神にちなんで7種類の具を入れ、巻き込んだ福を逃さないように1本丸ごと、恵方を向き無言で食べきるとよいとされています。
5.恵方巻の食べ方
①恵方を向いて食べる
神様がいる方向が恵方。食べている途中で“よそ見”もしてはダメです。
②恵方巻は黙って食べる
黙って食べないとご利益が得られない!?
③恵方巻は一気に食べる
一本丸ごと一気に食べることでご利益が得られるとされています。
6.恵方巻の具材
中身の具材には意味があります。それは七福神。
七福神にちなんで7つの具を入れます。
<具材と七福神>
きゅうり:恵比寿さま:大漁追福、商売繁盛、五穀豊穣
玉子焼き・伊達巻・だし巻き:大黒天さま:食物財福金運アップ
高野豆腐:毘沙門天さま:勝負事、財宝、知恵
かんぴょう:弁才天さま:縁結び、財福、音楽
しいたけ:福禄寿さま:長寿、財産、幸福
うなぎ・穴子:寿老人さま:長寿延命、病気を治す
桜でんぶ:布袋さま:笑門来福、夫婦円満、子宝の神
節分は“豆”と“恵方巻”食べることばっかりですね笑
恵方巻を食べるときは詰まらないように気を付けてください。
詰まった時の対処⇩