作業療法~医療・福祉・OTのブログ~

約11年間ではありますが作業療法士をしています。新たな挑戦としてブログ始めました!! 医療福祉の情報や病気、怪我、体験談なども書いていきたいと思います!! よろしくお願いします。

【健康】尿~毎日出すものだからこそ知っておくべきこと~

【健康】尿

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排泄は必ず毎日あるはず。特に尿は。

尿も便も食べたものや飲んだもので量や色、臭いなどが変わったりします。

ただ食事で変わっているだけなら良いですが、病気による変化もあります。

その変化に気づくためにも尿について調べてみました。

 

 

 

尿の異常

腎臓は、体の中で作られた老廃物を尿にして、排泄や血液を浄化する大切な働きをします。

<大まかな腎臓の働き>

①血液は体の各組織に酸素や栄養を供給しながらそこで生じる老廃物を回収。

②いったん腎臓へ運んでろ過し、心臓へもどる。

③腎臓は汚れた血液から老廃物を取り、尿として排泄する。

※尿を作って体液の成分や量を調節する働き。

※ホルモンやビタミンを作ったり活性化する。

 

腎臓病の自覚症状

腎臓が悪くなると、むくみ、尿の異常、高血圧などの症状が出てきますが、自覚症状が出ないことも多いです。

大部分の腎臓病は症状が出ずに進行し、末期になってはじめて症状が出てきます。

そのため、定期的に健康診断を受け、腎臓に異常の有無を調べる必要があります。それ以外に、普段から自分の尿の状態や、むくみの有無を確認するのも大切です。

 

尿の色チェック

健康な人の尿の色は・・・

①淡黄色から淡黄褐色

②朝起きた時の尿や汗を出たときの尿は少し色の濃い尿。

③水分を沢山飲んだ時や寒い時は、色の淡い無色に近い尿が出ます。

・淡黄色~淡黄褐色:健康な色

・赤褐色・茶褐色・混濁:急性腎炎、腎結核、腎臓ガンなど

・白濁:腎盂腎炎、膀胱炎

・黄褐色・泡:肝臓や胆道の病気

 

尿の匂いチェック

健康な人の尿はわずかな臭いしかありません。アンモニア臭は、尿を空気中に放置しておくと細菌によって臭いがきつくなります。

・最初から刺激臭がしたら、膀胱などに細菌が繁殖している。

・尿路に炎症を起こしている。

・甘ったるい臭いがする場合も糖尿病の疑い

などの疑いが出てきます。

尿の泡立ちの有無

尿にたんばく質が漏れ出ている場合、尿で泡立ちが出ます。

 

●腎臓の検査

①超音波検査

超音波をあてて腎臓の断面を映し、腎臓の形や大きさ、位置、内部の様子、腫瘍や結石などの診断ができる。

②腹部単純撮影

造影剤を使用せずに腹部をX線撮影。特に尿管結石が疑われる場合に用いられる。

③造影剤による腎盂撮影

注射や点滴で造影剤を静脈に流し造影剤で腎盂や尿管の様子を調べる方法。

造影剤を用いることで超音波検査ではわからない腎臓の働きをチェックすることができる。

④その他

CTスキャン検査、MRIなどの画像検査も用いる場合もある。

 

●腎臓病の治療

検査結果をもとに、どのような治療をしていくか主治医が判断。

治療方法として生活指導、食事療法、薬物治療、透析療法、腎移植、泌尿器科的治療、時には外科的手術が必要になる場合もあります。

薬物療法が治療の中心となることが多いですが、並行して食事療法が重要視。腎臓に負担をかけ機能低下を防ぐために、食事療法は重要になります。

食事療法

腎臓病の食事療法は塩分の制限がメインとなります。

腎臓は血圧調整に関わるため、腎臓が悪くなると高血圧になりやすく、高血圧が続くと腎機能が悪化してしまうため、塩分を制限し高血圧になるのを防ぐ必要があります。  

<腎炎の予防>

解毒作用、利尿作用のある食品

・小豆…解毒作用、利尿効果で浮腫を予防。

・スイカ…利尿効果、解熱作用もあり炎症を抑える。

・とうがん…利尿作用、ビタミンCやカリウムが豊富。

・にがうり…利尿作用あり。

 

●尿の色

①普段の色

健康状態の場合は「淡黄色」や「むぎわら色」。この色は胆汁の色素や食物の色素がとけこんでつくられた色。

②尿が赤い

血尿の状態。 尿路の出血や腎炎、腎盂腎炎、腎結石などが考えられます。

③尿の色が薄く、ほとんど無色

大量に水分を摂取した時や尿量が多くなると尿の色が薄まって無色に近くなる。また、糖尿病の人に見られる。

④尿が黄褐色~褐色

肝臓の代謝でできる色素が尿の中に出てきた時の尿。肝機能に異常や高熱、脱水症、急性肝炎などの肝臓の病気、胆道系の病気などで見られる。

⑤尿がにごる

にごりのある尿は細菌が混じります。腎炎や膀胱炎、泌尿器が細菌に感染しているときにみられます。

⑥尿がオレンジ色

ビタミン剤、特にビタミンB2などは特に尿の色が変わりやすく、明るいオレンジ色に近くなることがあります。

 

●尿量の違い

普段の量

大人の場合で1日あたり平均0.8~1.5。回数は1日4~6回程度

①尿の量が極端に多い

糖尿病になると尿の量、回数とも増え、口渇になりやすく水分摂取の回数が増えます。尿の色は薄いのが特徴。

②尿が少なく、あまり出ない

急性腎炎のことが多く腎臓にトラブルがあり、尿を作る機能が低下している状態。また嘔吐が多かったり脱水症になると尿量は減ります。

③尿がまったく出ない

結石や腫瘍などで、尿道が塞がっていたり、腎臓の機能が低下した危険な状態です。

④尿の回数が多い

 頻尿の状態。尿が少なく、すぐにトイレに行きたくなります。膀胱炎や尿道炎、前立腺炎などの病気が疑われます。また神経質な人や精神的なところからから頻尿になることも。

 

●尿の匂い

普段の匂い

健康な人の尿は、あまり臭いはしません。食事や薬によって変わりますが、少し芳香のような匂いがする程度。

①強いアンモニア臭がする

不快なアンモニア臭をした場合、尿をつくる過程で何か起こっている可能性があるよう。膀胱炎などでみられる。

②果実のような甘ったるいにおいがある

糖尿病が進んだ人に多い匂い。糖尿病の尿は、代謝機能の異常により甘いにおいがするようです。飲酒後なども一時的にこのようなにおいがすることも。

③排尿後はしばらくしたら臭う

健康な人の尿だとしても、排尿後時間が経つと尿の成分が分解し、アンモニアが発生します。