【感染症】夏風邪
夏風邪ってホントにしんどいですよね💦
なぜあれだけしんどいのか・・・
やはり暑さで体力も低下しやすく風邪自体もひどくなりやすいのでしょうか!?
夏風邪について調べてみました。
●夏風邪について
夏かぜは腹痛や下痢など胃腸症状が出やすいのが特徴。
夏に流行しやすい感染症には・・・
①ヘルパンギーナ
②手足口病
③プール熱
が良くみられます。今回はこの3つを紹介します。
●ヘルパンギーナ
ヘルパンギーナとは、乳幼児の間で多くみられ主に夏に流行する感染症。
症状として熱が出たり、口の中に口内炎のような赤い発疹、水泡などができたりする点が特徴。
痛みが強いため、食欲が落ちてしまうこともしばしば。
毎年5月ごろから増え始め、7月頃にピーク、8月頃には減り始め、9~10月になるとほとんど見られなくなると言われています。
国立感染症研究所によると、5歳以下の患者が全体の90%以上。
1歳の患者が一番多く、続いて2歳、3歳、4歳の順番で患者さんが減っていきます。
子どもだけでなく大人でも感染するので注意が必要。
●手足口病
手足口病は、口の中や手足に発疹が現れる感染症。
夏季を中心に流行。4歳くらいまでの幼児が発症しやすく、なかでも2歳以下で発症する子どもが多い。手足口病の原因ウイルスとして、コクサッキーウイルスA16型やエンテロウイルス71型などがあります。
多くの子どもは、小学校に入学する年齢を迎える頃までに、これらのウイルスに感染し、免疫を獲得していると言われています。
基本的には良好な経過をたどって自然に治る病気。
しかし、経過中に強い頭痛や嘔吐、強い全身倦怠感やむくみが現れた場合は、髄膜炎や脳炎、心筋炎などの重い合併症も考えられるため、すぐに病院受診を。
●プール熱
プール熱は、アデノウイルスが原因となり、夏などにプールの水を介して流行しやすい病気。
高熱・咽頭炎・結膜熱の3つが特徴的な症状。咽頭結膜熱と呼ばれる。
プール熱という名前であるが、プール以外でも移るため、流行状況に注意が必要。
主な流行時期は夏で、6月頃から徐々に患者の数が増加し、7~8月にピーク。しかし、夏の病気というわけではなく、冬季にも流行のピークが報告されているため1年通しての感染症である。
●夏風邪を引かないようにするには
①夏風邪は経口感染
冬の風邪は咳やくしゃみによる飛沫感染が中心が中心であるが、夏は食べ物など口から入るものでの風邪が多いとされています。
家族に夏風邪を引いた人がいたら、手洗いやうがいをしっかりと行い、トイレや洗面所のタオルの使いまわしはしないこと。夏風邪のウイルスが繁殖しやすいからです。
②免疫力を上げよう
免疫力の低下も、夏風邪の原因の1つ。
炎天下での運動や外出、睡眠不足や不規則な食事が続いたとき、免疫力が低下します。
特に睡眠不足の影響は大きいため、寝不足だと感じたら昼寝を。
また、エアコンを長時間使っていると、冷えすぎがストレスから免疫力が低下します。自宅ではエアコンを切る時間を作ったり、長袖や腹巻を着用することで体の冷えを防ぎ、夏風邪の予防を。
③食事にも気を付けよう
食欲がなくなりやすい夏は、肉類などがあまり食べれないと思ったら、チーズやヨーグルトで動物性たんぱく質を摂るのも1つの手です。
乳製品のたんぱく質には、免疫を活性化する成分が多く含まれており、比較的食べやすいため少しでも口に入れて免疫力を高めましょう。
参考資料
https://www.healthcare.omron.co.jp/resource/column/life/109.html