OT【作業療法】のブログ~医療・介護福祉・リハビリ~

2008年から作業療法士をしています。医療福祉の情報や病気、怪我、体験談なども書いていきたいと思います!! よろしくお願いします。

【健康】口内炎~できると痛い‼~

【健康】口内炎~できると痛い‼~

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口内炎は本当に痛いですよね。

特にご飯を食べる時は苦痛でしかありません。

時々突然できる口内炎・・・。

調べてみました。

 

 

 

●口内炎とは

多くの一般的な口内炎である『アフタ性口内炎』は原因不明で、赤く腫れている口内炎の中心部分は白色から黄色に腫れています。
頬を噛んでしまったり、食べ物で口に傷が付いたり、熱いものを冷まさずに急いで食べる(やけど)などして、できることも多いと思います。
何もしなくても一週間ほどで治るようですが、場所によっては痛みも強いため、痛み止めのステロイド軟膏、ビタミンBなどを併用することで、治りも早くなるようです。

 

●口内炎の症状

・白い斑点
・1個から数個できる
・頬や歯茎、舌にできる
・痛み(強い痛みがあるときも)

大抵が一週間ほどで治ると言われています。薬(飲み薬や塗り薬など)を使えば数日で治るようです。
免疫力が低下すると出来やすく、カンジダ(カビの一種の真菌)に感染すると、普通の口内炎よりも痛みの強く、治りにくい口内炎になるようです。高齢者や入院中の方、エイズなどでは、口内炎の薬では悪化してします。

カンジダの詳細⇩

www.ohashi1212.com

 

 

●口内炎の原因

・熱い食事を食べた
・口に傷が付いた
・唾液量が少ない
・刺激物を食べた
・免疫力が落ちている
・胃腸の調子が良くない

他には、噛み合わせが悪く頬を傷つけてしまったり、ストレス、栄養の偏りなども原因の1つと考えられています。

<唾液の必要性>
人間は毎日1.5~2リットルの唾液が分泌されています。しかし、口の筋肉や唾液腺の分泌能力が低下などで、20歳過ぎたごろから徐々に唾液量は低下してしまいます。
唾液は、口内の保湿、抗菌作用や口の中の粘膜を保護する働きなど沢山の役割があります。そのため、唾液が減ってしまうと、十分な口内の保護ができず粘膜に細菌が入り、口内炎を発症しやすくなります。


●口内炎の種類

アフタ性口内炎:白い円形状をし、痛みがある
口腔カンジダ症:舌苔が厚くなり、口内全体に白いコケが生える。舌の乳頭が無くなり、粘膜は赤く腫れる。
紅板症:炎症部分が、赤くビロード状に。50歳以降に多く、その半数が悪性化することも。
白板症:こすっても取れない白い粘膜が頬や歯茎、舌にできる。ビタミンA不足、喫煙などが原因で、悪性化しやすい。
扁平苔癬:白いレース状の形をした炎症。少数ががん化しやすい。
ヘルペス性口内炎:発熱、だるさも伴う。口臭がきつくなることも特徴。子供の方がかかりやすい。
手足口病:乳幼児に多くみられる。自然に治ることが多い。
ヘルパンギーナ:咽頭部分にできるので風邪と間違う。夏に流行。

丸い口内炎ならば、アフタ性の口内炎の可能性が高く、放っておいても治ることが多いです。しかし・・・。
・形がおかしい
・コケが多い
・喉の奥にできている など
いつもと違う口内炎だと思ったら、口腔外科や内科の受診を。


●口内炎の治療法

<薬の種類>
・パッチ
・軟膏
・トローチ
・うがい薬
アフタ性口内炎の治療薬はステロイドの軟膏やパッチが良く使われています。
アフタ性口内炎の薬は、市販の医薬品と医療用医薬品の濃さが同じものが多いようです。普通、市販と病院でもらえる薬は濃さや成分が違うのですが、口内炎の薬はそれがほぼ一緒です。
有効成分はステロイドがメイン。トローチタイプはアメのように舐めて使用します。

 

●口内炎の対策

・辛いものを食べ過ぎない
・アツアツのものは冷ましてから食べる
・濃い味は少量にする
・体を休ませる
・歯科でかみ合わせを見てもらう
・歯ブラシなどで強く口内を傷つけない
・口腔内を清潔に保つ
・入れ歯、矯正器具を直す

うがい薬
口の中を保湿するのが大切
物をよく噛んで唾液を出すのが大切で、ガムなどを噛んで唾液腺を刺激するのも予防の1つ。
また、食事の後は、うがい薬(ポピドンヨードなどの殺菌成分が入ったもの)でうがいをして口の中を清潔に保つことで口内炎も早く治すことができます。

ビタミンB
口内炎ができやすい1つの原因としてビタミンB群の摂取が不足していることも考えられるようです。
ビタミンB群を多く含んだレバーや納豆などを積極的に食べるように心がけるのも必要です。慢性の口角炎があるようでしたらビタミンB群を積極的に取りましょう。

サプリメント
上記にも述べたビタミンB群。もし、食事で摂るのが難しいと言う人は、ビタミンB群のサプリメントで摂るのも1つの方法になります。
糖質、脂質の代謝にはB1、B2も必要。食品やストレス、アルコールもビタミンBを多く消費するのでビタミンB群は必要な栄養になります。