メンデルの法則
メンデルの法則、勉強した覚えはありますが・・・
正直ほとんど覚えていないですw
リハビリをしている目の前にプランターで育てているエンドウが見えるのですが、それを見ながら”メンデルの法則”ってあったなぁとボソッと利用者さんが教えてくれました。
さすが年の功!!。使い方あってますかw
●メンデルの法則
メンデルは1857年からエンドウを注意深く何代も観察して、親の特徴が雑種の子孫に再び表れるときに、あるパターンがあることに気がついた。
この法則性を明らかにしようとして、実験を行うことにした。
メンデルの法則は、遺伝学を誕生させるきっかけとなった法則であり、グレゴール・ヨハン・メンデルによって1865年に報告された。
分離の法則、独立の法則、優性の法則の3つからなる。
●方法と結果
①形質への着目
エンドウに背の高いものと低いものがあることに着目。
②純系の選抜
背の高いものの種子のみを集め、修道院の庭で別に育てた。
背の高くなったもののみの種子を集め、数年続けることにより、必ず背の高くなるエンドウの種子を収穫することができた。
背の低いものも同様に、数年かけて選定し、必ず背の低くなる種子を収穫することに成功。
③優性の法則の発見
必ず背の高くなるエンドウの種子と、必ず背の低くなるエンドウの種子を受粉。
逆に背の低いものの花のめしべに、高いものの花粉を受粉させた。
結果、すべての背が高くなった。
④分離の法則の発見
エンドウを自家受粉させて得られた種子を翌年蒔いた。すると、背の高いものが3、背の低いものが1の割合になった。
メンデルは背の高さ以外に、複数の形質について同じ実験を行った。
※しわのない種のものとあるものを交配や種子の色が黄色のものと緑色のものを交配しても、同様の結論が得られた。
⑤独立の法則の発見
エンドウの複数の形質をもつもの同士をかけ合わせた。
すると、それぞれの相関関係に関係なく、1つずつの形質について優性の法則・分離の法則が成立した。
これを独立の法則と呼ぶが、メンデルの死後、ある一定の条件のもとでしか成立しないことが分かった。
メンデルの法則は、遺伝子という考え方で説明される。
通常の生物は2個で一組の遺伝子をもつ。親の双方から1つずつ遺伝子を受け継ぐ。そこに含まれた情報に従った特徴を持った子ができるため、遺伝子は生体の設計図と考えられる。
参考資料
http://www.tmd.ac.jp/artsci/biol/textbook/genetics.htm
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