OT【作業療法】のブログ~医療・介護福祉・リハビリ~

2008年から作業療法士をしています。医療福祉の情報や病気、怪我、体験談なども書いていきたいと思います!! よろしくお願いします。

【情報】【健康】乾燥~カラカラの恐怖!?~

乾燥

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そもそも冬はなぜ乾燥するのか?

冬になると、なんやかんやあって(シベリアや季節風の影響で)日本海側に雨や雪が降り水分がそちらに持っていかれしまうため、日本全体が乾燥してしまうようです。

また、暖房を使用することで、空気が暖められ乾燥してしまいさらに乾燥が進んでしまうのです。

 

 

 

<乾燥予防のポイント>

●肌トラブル

乾燥することで肌のバリア機能が低下、肌の水分が蒸発しやすい状態になってしまう。
皮膚の新陳代謝に必要な水分も蒸発(皮脂や汗が出にくくなる)してしまうため、肌荒れが起こりやすい。

 

乾燥肌の改善対策

・部屋の湿度を行う。
・入浴は避ける(特に熱いお湯のお風呂)。
・入浴後は保湿クリームなどを塗って保護する。
・肌を強く洗わない。

 

●風邪

乾燥により、鼻や喉の粘膜の水分が少なくなり、体を守る粘膜が機能が低下することで風邪ウイルスが侵入しやすい状態になってしまうため風邪になりやすい。

湿度が40%以下になるとウイルスの水分が蒸発して軽くなる。軽くなるため、ウイルスの落下速度がゆっくりとなり約30分間も空気中を漂っていることもある。

 

●脱水症状

上記にも述べた通り皮膚からは水分が蒸発、体の水分が減少してしまいます。また、呼吸していても水分が出て行ってしまう(呼気にも水分は含まれるため)。

夏と違い汗をかいて水分が出ていくのではなく、冬は知らないうちに水分が無くなってしまうため、知らないうちに脱水になってしまう。

 

 

<乾燥しやすい環境>

●湿度管理と暖房

湿度50〜60%:適切な室内の室温。
湿度60~65%:肌にとって適切な湿度。
暖房をつけっぱなしにしていると、湿度が下がってしまうため注意。
観葉植物を置くのも湿度管理に良いとされています。

 

●熱いお湯のお風呂は×

熱いお湯に長い時間は入っていると、肌の皮脂が洗い流されてしまいます。そうなると、角質層の水分量が減ってしまうため、肌が乾燥しやすくなってしまうのです。
・お湯は40℃以下
・入浴後はクリームなどの保湿。

 

●マスクの着用

マスクをすることで、呼気による湿気がマスク内で留まってくれるため、保湿効果があります。
特に、暖房がつけっぱなしの室内や屋外でのマスクは喉の乾燥を防ぐことができます。

 

●洗顔や化粧品

洗顔料などで顔や体を洗いすぎてしまうと、必要な皮脂も流れてしまうため、乾燥肌の原因となってしまいます。
肌のバリア機能を破壊しやすい「合成界面活性剤」が含まれる製品を使用するときは洗いすぎないように注意。

 

●水分補給

小まめな水分補給を心がけることで喉の乾燥を防ぎ風邪予防になります。
しかし、冷水の飲みすぎは内臓を冷やす原因になるため、常温またはぬるま湯で飲んだほうがよいでしょう。

 

●バランスの食事

・ターンオーバー活発化、皮膚に潤いを持たせる
⇒たんぱく質、ビタミンA、ビタミンB群

・肌の新陳代謝を活発にしてバリア機能を高める
⇒ビタミンE

・コラーゲンの合成を促進させる
⇒ビタミンC

 

●質の良い睡眠

肌のターンオーバーは、睡眠中に行われるため、十分な睡眠、質の良い睡眠とることが大切です。

 

●適度な運動

適度な運動をすることで汗が出ます。それにより肌に水分が補われます。
汗により、「皮脂膜」が正常に作られるのです。
運動で血流循環が良くなることで、肌の角質層の正常な形成も促す。

 

 

<乾燥対策>

●観葉植物やコップなどに水を入れて湿度調節

観葉植物は乾燥を和らげる効果があります。また、水栽培の植物はその水分から蒸発して室内湿度を上げてくれます。

コップなどに水を入れておくだけでも加湿効果があるようです。ただそれだけでは効果は低いので蒸発しやすいように濡らしたタオルなどをかけておくのも効果があるようです。

経験があるかもしれませんが、コタツや電気毛布などの肌を直接温める暖房器具は肌の水分を奪いやすく、肌がカサカサになりやすいので注意です。

エアコンなどの暖房は室内を温めてくれますが水分を奪ってしまうため室内を乾燥させます。加湿器を使用し湿度をあげるのが良いです。しかし、加湿しすぎは、カビやダニを発生させやすくしてしまうため注意しましょう。

 

 

参考資料

https://www.s-re.jp/magazine/health/27/

http://www.u-gakugei.ac.jp/~hokekan/d-huyutaisaku0911.html

 

 

 

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