水分補給②
水分についてのテーマは何度も取り上げています。
それは自分自身が水分の重要性を知りたい、伝えたいと思うので何度もこのテーマで書いていきたいと思っています。
過去2つの記事は下に貼っておきますので、よかったら読んでみてください。
1.水分を効率よく!!
<水分を取っている時間帯を把握しよう>
水分補給の時間帯を把握し、しっかりと時間を決めて飲む。
①朝、起床時に飲む
②食事の無い間(10時や15時)に飲む
③食事と一緒に飲む
④午後寝る前の1~2時間前に飲む
介護現場の場合は、その利用者さんがいつ水分をよく飲んでいるかを把握すると水分量もわかってきます。水分チェック表などを活用していきましょう。
<水分量を増やす>
食事(朝・昼・夕)だけでなく、起床時や10時、15時の水分量を増やすしてみる。
水分を少しでも飲んでもらうことを考える。
いつなら飲んでもらえるのか模索し続けることが大切ですね。
<時間以外は何ができるか>
①その方の好きな飲み物は何か。
②何かした後(レクリエーションや軽作業など)に水分を出す。
③服薬時の水分量を増やす。
<形を変える>
①アイスクリームやかき氷などをすすめる。
②(スポーツドリンクなど)をゼリーなどにする。
③水分の多い果物をすすめる。
2.脱水には種類がある
①低張性脱水
水分<電解質
下痢や嘔吐などで水分が体外に出てしまうことで、電解質が著しく低下してしまう脱水。これは発熱などは起こりにくいと言われている。
全身の倦怠感や傾眠傾向になりやすいと言われる。
※電解質:体内のナトリウムやカルシウムなどのこと。
※傾眠:軽度の意識障害の一種。
②高張性脱水
水分>電解質
水分不足により、体内の水分喪失が電解質の喪失より多くなる状態。
高齢者に多くみられ、発熱や口渇などがみられる。また精神的にも不安定になりやすく不穏や興奮状態になりやすい。
③等張性脱水
等張液の喪失によるもの。水分を多くとることが多いため②の高張性脱水になりやすい。
おまけ
水分補給で良いとされている飲料の中で、スポーツドリンク(ポカリスエットやアクエリアス)がありますが、もうひとつ有名なのが”OS-1”です。
OS-1は、電解質と糖質の配合バランスを考慮した経口補水液です。
ちなみに栄養分の違いから、ナトリウム量から考えると風邪の時はポカリ。栄養補給や運動の時にはアクエリアスがおすすめとのこと。
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