七草粥
七草粥食べたことありますか?
自分は去年初めて食べました。施設で働いていると色々な経験ができて楽しいです。
1.七草粥
まず七草は何があるか確認。
・セリ
・ナズナ(ぺんぺん草)
・ゴギョウ(ハハコグサ)
・ハコベラ(ハコベ)
・ホトケノザ
・スズナ(かぶ)
・スズシロ(大根)
<七草の効果・栄養素>
スズナ・スズシロ:消化促進(ジアスターゼという酵素が含まれる)。
セリ・ホトケノザ:食欲増進、増血作用(鉄分が含まれる)などに効果。
ナズナ:利尿作用、高血圧などに効果。ビタミンA、B1、B2などが含まれる。
ハコベラ・ゴギョウ:たんぱく質・ミネラルなど沢山の栄養がある。
<七草粥の起源>
七草粥を食べる習慣は江戸時代から始まったとの事。
そもそもは中国の習慣が日本に伝わったそうです。
七草粥を食べるのは”人日の節句”の行事で、五節句のひとつ。
五節句:江戸幕府がこれらの五節句を式日と定めた。
正月7日:人日(じんじつ)/お正月の七草/七草粥
3月3日:上巳(じょうし)/3月の上巳の桃・よもぎ/桃花酒(※白酒)
5月5日:端午(たんご)/5月の端午の菖蒲/ちまき(※柏餅)
7月7日:七夕(しちせき)/7月の七夕の竹・瓜/さくげ(※そうめん)
9月9日:重陽(ちょうよう)/9月の重陽の菊/菊酒
※は江戸時代以降に変わったもの。
<七草粥の意味>
昔は、年始めに豊作の年を願いと、”今年も家族みんながで健康で暮らせますように”(無病息災)と言う願いを込めながら食べていたとの事。
あとは…
お粥なので胃腸に負担がかからないのと、お正月疲れや食べ過ぎてお正月のお腹の調子整えるのには丁度よい食べ物なのです。また、あっさりとしているので濃いものをよく食べるこの時期には合った食事なのかもしません。
<おまけ>
実は秋の七草というのもあります。
・萩(はぎ)
・尾花(おばな)
・葛(くず)
・撫子(なでしこ)
・女郎花(おみえなし)
・藤袴(ふじばかま)
・桔梗(ききょう)
秋の七草は食べたりはしせん。というか食べられないそうです。
秋の七草は”観賞”。秋の七草は花を観て楽しむものだそうです。
七草粥を調べて介護現場などでも、お餅の提供が難しい方が多いなかで、お粥なら提供しやすいですし四季を感じることもできるよいのではなかと感じました。