不眠症
1.睡眠とは?
”睡眠”とは、脳と体が休息している状態。
①体内時計のリズム
体には”昼間活動して夜寝る”というリズムがあり、体温や血圧、ホルモンなどにより、ほぼ1日周期に調節(体内時計)。リズムが崩れると、寝つきが悪い、寝れないなどの症状が出てきます。
②睡眠欲求
三大欲求の1つである”睡眠”。脳と体を休めるには睡眠が不可欠。
睡眠が不足すると、睡眠欲求は自然と強くなります。
③リラックスの度合い
睡眠時に脳と体がどれくらいリラックスかで疲れの取れ具合も変わります。
リラックスできていないと睡眠の質が落ちて疲れや他の症状も出てきてしまいます。
2.不眠症とは??
寝れないと昼間に疲労感や集中力低下、不調が出るなど生活に影響を及ぼすこと。
不眠症が続くと、高血圧や糖尿病、うつ病を発症するリスクが高まります。
不眠症には…
①入眠障害
②中途覚醒
③早朝覚醒
の3つがよく言われる不眠症の症状です。
<入眠障害>
寝つきが悪くなかなか寝れないタイプ
原因
・体が寝る態勢に入っていない。
・不眠への不安がある。
対処法
・朝は一定時刻に起きる。
・眠くなってからベッドに入る。
体内時計は、朝の太陽の光が目に入ることで24時間に調節されます。
体内時計を整えるには、毎日なるべく毎朝同じ時間に起きることが大切。
<中途覚醒>
夜中に何回も起きてしまうタイプ
原因
・昼夜のメリハリをつける。
・体が必要とする睡眠量が減る。
対処法
・遅寝早起きを心掛ける。
・運動する。
運動を習慣づけると、生活にメリハリも出てくるため睡眠欲求も強くなりやすいです。
<早朝覚醒>
朝早く目覚めて夜は早い時間に眠くなってしまうタイプ
原因
・体内時計が崩れる。
年齢を重ねるごとに体内時計のリズムが崩れてしまい、朝早く起きてしまうことがあります。
対処法
・朝日を目に入れない。
・寝る時間を遅くする。
早くから太陽の光が目に入らないよう。
厚手のカーテンをするなどして太陽の光をなるべく目に入らないように。