【高次脳】失認～認識することができない～ - OT【作業療法】のブログ～医療・介護福祉・リハビリ～

失認【高次脳】

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失認って聞いたことありますか？

正直、聞いたことある人は医師かリハビリ職くらいではないでしょうかよかったら知識の一部にでも読んでみてください。

視力、聴力などの感覚に障害はないにもかかわらず、目の前の物や人の顔などが判断できない認知の障害。

・ある1つの感覚（視覚や聴覚、触覚など）を介して対象物を認知することができない状態

・他の感覚を使えば（視覚＋聴覚など）その対象物を認識できる。

・視力・聴力などの問題（１次感覚の低下）、知能の低下、意識障害（ボッーとしている、など）などでは説明することができない。

・視覚、聴覚、触覚について失認が存在すると考えられている。

・狭義には、視覚性物体失認

・１次的な１次感覚が保たれている

・対象物をひとまとまりに表象として把握されない

＜評価の仕方＞

・物品呼称の検査(WAB失語症検査など)

→ 視覚提示して反応を見た後触らせる

・カテゴリー：提示した物品と同じカテゴリーのものを選択させるなど

・ジェスチャー：見せた物品の使い方をジェスチャーで答えてもらう

・熟知した人物を相貌によって認知する能力の障害

・家族の人などがわからなくなる

＜評価の仕方＞

・家族などの写真で誰か言ってもらう

・いくつかの写真の中から同じ人を選ぶ

・VPTAの相貌失認知系の項目

→名前でなくても良い、何をしている人なのか？で良い

・よく知った道順でも迷ってしまう

・発症後新たに知った場所でも迷ってしまう

・熟知した場所の見取り図が書けない

・熟知した風景や建物を見ても認知できない(町並失認)

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