OT【作業療法】のブログ~医療・介護福祉・リハビリ~

2008年から作業療法士をしています。医療福祉の情報や病気、怪我、体験談なども書いていきたいと思います!! よろしくお願いします。

【栄養】ご飯~ご飯・お米大好き~

【栄養】ご飯~ご飯・お米大好き~

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お米大好き。米と焼肉のセットなんて最高‼

日本人に生まれてよかった~、大袈裟ですがw

でもそんなお米はとても健康にいいようです。

調べてみました。

 

 

 

 

 

●お米の栄養

収穫した稲穂には、たくさんの”籾”がついています。

もみの外側には”籾殻”という堅い殻が。

そのもみを乾燥させて籾摺りを行い、籾殻を取ったものが”玄米”

玄米から糠と胚芽を取り除いて精白すると”白米”になります。

<収穫した稲穂からとれるもの>

1本の稲穂から、約70粒程度の籾が採れる。

玄米:籾殻を取って、糠や胚芽が残った状態。

白米:玄米から、糠と胚芽を除いたお米。

<お米の主な成分と働き>

白米や玄米には、たくさんの栄養素が沢山詰まっています。たんぱく質をはじめ、エネルギーのもとになる炭水化物、ビタミンなど多くの栄養が含まれています。

①たんぱく質 

体を作り、体内でさまざまな働きをするよ。牛乳、コップ約1/2杯分相当。

②脂質 

体のエネルギーになり、細胞を作る。6枚切り食パンの1枚のうち1/6(11g)に相当。

③炭水化物(糖質)

体と脳を活発させるエネルギー。じゃがいも3個分(316g)に相当。

④亜鉛

皮膚や骨格の成長・維持に必要なミネラル。ブロッコリー1/2個分(130g)に相当。

⑤鉄分

体のすみずみに酸素を運ぶ働きがある。ほうれん草の葉1~2枚分(7.5g)に相当。

⑥カルシウム

歯や骨をつくったり、イライラした気分を抑える。さんま(生)約1/6尾(17g)に相当。

⑦ビタミンB1

疲れた体を元気にする働きがある。キャベツの葉1~2枚分(75g)に相当。

⑧食物繊維

お腹の調子をよくして、さまざまな病気を予防。セロリ1/3本分(30g)に相当。

 

●お米は健康によい

①ダイエットに良い!?

お米のタンパク質には血中コレステロールや中性脂肪の値を減らす働きがあると言われています。

米にはα-グロブリンという代謝を促進する働きがあるタンパク質が含まれており、血中コレステロールや中性脂肪の値を減らす働きが期待できます。大豆にも同様の成分が含まれており、最近、米にも含まれていることが分かりました。

ご飯・納豆・味噌汁の朝食定番の組み合わせが健康に良く何気なく日本人は健康に良い食事を摂っていたのです。

②糖尿病の予防・改善に役立つ

糖尿病の原因の1つとして、GLP-1というホルモンの分泌量が減少することが言われています。

米のタンパク質には、このホルモンの分泌を増やす働きがあるようで、血糖値の上昇を抑制する働きもあるとの事。適量の米を食べることは糖尿病の予防や改善に役立つようです。でも食べ過ぎは逆効果ですからね。

③腎臓に良い!?

透析治療の際に、タンパク質を取るように指導されます。しかし、リンやカリウムは透析患者にとって、動脈硬化や骨代謝の悪化などを引き起こす危険性があるため、肉・魚の摂取を制限しなければならないようです。

お米の場合は、タンパク質を適度に含み、リンやカリウムは少ないため、栄養補給源としては良い食事だと言われているようです。

 

参考資料

https://www.ja-fc.or.jp/kids/great/nutrition.html

https://apron-web.jp/naruhodo/4340/

 

【栄養】ヨーグルト~最近は食べてません💦~

【栄養】ヨーグルト

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ヨーグルトといわば”朝”に食べると言う勝手なイメージがありますw

でも最近は食べてないですね💦

食べやすいのですが、習慣化しまいとなかなか・・・

皆さんはどうでしょか???

ヨーグルトについて調べてみました。読んでみてください。

 

 

 

 

●ヨーグルトの栄養・効用

ヨーグルトは牛乳や脱脂粉乳などを原料に乳酸菌で発酵させたもの。牛乳などの栄養に加え、乳酸菌の働きによる効果があります。

【栄養】

・乳酸発酵によりペプチドまで分解され、消化吸収されやすくなっている。

・乳糖も2~3割分解され、お腹をお壊しやすい人も食べやすい。

・乳酸と結びついて乳酸カルシウムとなり、吸収されやすくなっている。

【特長】

①ヨーグルトの酸味は、食欲を増進させ、胃液の分泌や腸のぜん動運動を促し、消化吸収を助ける作用がある。

②乳酸菌には、乳酸や酢酸を作り、悪玉菌を抑え有害な物質が作られるのを防いだり、腸の調子を整える働きがある。

③乳酸菌は免疫力を高め、ガンや感染症に対する抵抗力を高めるこという報告もある。

④乳酸菌は、発酵生産物や菌体成分にも健康増進に役立つ作用(免疫調節、抗腫瘍、血圧降下、血清コレステロール低下など)がある。

⑤「おなかの調子を整える食品」などの効果が認められている。

【特定保健用食品】

特定保健用食品(トクホ)とは

「食生活において特定の目的で摂取するものに対し、その摂取により当該保健の目的が期待できる旨の表示をするものをいう」と定義。

許可されている食品は・・・

①おなかの調子を整える食品

②コレステロールが高めの人の食品

③血圧が高めの人の食品

④ミネラルの吸収を助ける食品

⑤虫歯の原因になりにくい食品

⑥血糖値の気になり始めた人の食品

⑦中性脂肪が気になる人の食品

⑧骨の健康が気になる人の食品

などです。

ヨーグルト、乳酸菌飲料の場、特定の乳酸菌やオリゴ糖が腸内の環境を改善、血圧が高めの人や血糖値が気になるなど生活改善に役立つというもの。

 

●ヨーグルトの起源

ヨーグルトは、自然界に存在する乳酸菌によって牛乳などが発酵し、できた固まりがヨーグルトの起源。

牛乳よりも日持ちすることや、風味も豊で美味しかったため広まったようです。

科学者によって乳酸菌などの微生物の生態が明らかになり、常食としている東欧地域の人が長寿が多いことが解明。

そこで、健康効果について科学的に研究され、ヨーグルトが健康に良い食品であることが広まりました。

 

●乳酸菌の種類

<ヨーグルトに使われる主な乳酸菌>

ビフィズス菌

ガセリ菌

ブルガリクス菌

アシドフィルス菌

サーモフィルス菌

これらは善玉菌として身体に良い作用があります。

さらに腸内の細菌を良好なバランスに保ち、食物の消化を促進して便秘や下痢を防止し便通を整える効果があります。

 

●ヨーグルトの効果・効能

①腸内環境を整える

悪玉菌が増えると腸内環境が悪くなり便秘や免疫力の低下、リンパ球が減ってしまい風邪を引きやすくなり更に治りにくくなってしまいます。

ヨーグルトに含まれている乳酸菌が大腸の運動を活発にして排便を促す作用があります。これのおかげで腸内運動を整えることができます。

②生活習慣病の予防

乳酸菌は腸内の悪玉菌を減らし動脈硬化や高血圧の改善効果があると言われています。血糖値を下げる働きがあるので糖尿病の予防にも効果も。

また、カルシウム(乳酸カルシウム)も含まれているため骨粗鬆症の予防効果にもなります。

③美容・ダイエット効果

乳酸菌は、新陳代謝を活発にするビタミンAやビタミンB2をたくさん含んでいるため、老廃物を排出するデトックス効果があると言われています。

 

●ヨーグルトの栄養成分と効果

①タンパク質

タンパク質は、人間の骨や皮膚、血液や毛髪などの主な構成成分となる身体に不可欠な栄養素。

ヨーグルトには牛乳の約4倍のタンパク質が乳酸菌によってアミノ酸に分解されて含まれ、脂質や糖質、カルシウムなども牛乳より身体に消化吸収しやすい状態に分解されています。

②脂質

ヨーグルトに含まれる栄養素の中で、タンパク質の次に多いです。

③カルシウム

ヨーグルトは他の食品に比べて吸収率が高いと言われています。これは、ヨーグルト発酵する過程で牛乳の中に含まれるたんぱく質が分解され乳酸となり、カルシウムが結びつくことで消化吸収が促されるためで、ヨーグルトなどの乳製品でカルシウムを取るのは効率的と言われています。

カルシウムは骨や歯だけでなく、体内の鉄の代謝を助け細胞分裂の促進、高血圧の予防などのはたらきがあります。また、精神を安定させる働きもあるようです。

④糖質

ヨーグルトには、乳糖”と呼ばれる脳や神経のエネルギー源にもなる糖質が含まれています。乳糖は、砂糖と違って甘さはなく、エネルギー源としてだけでなくカルシウムや鉄分の吸収を助ける整腸作用があります。

⑤ビタミン

【ビタミンA

脂溶性ビタミンで皮膚や粘膜、視覚を正常に保つ働きがある。

【ビタミンB2

脂質の代謝を良くして細胞の再生に効果があり、健康な皮膚・髪・爪を維持。

 

 

参考資料

https://www.nyukyou.jp/dairy/index.php?rm=4&qa_id=492

https://myrevo.jp/food/34/

 

夏バテしてないですか!?

夏バテしてないですか???

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今年の梅雨明けは遅かったですね。

今年の夏は長くなるかも???、そんな予報も聞きました。

8月が終わっても9月も油断できない暑さです。

夏バテも長引くかも・・・・・。

 

 

 

 

 

●夏バテとは

日本の高温多湿の夏は、身体に負担がかかりやすいといわれます。また、暑いからと必要以上にエアコンを効かせてしまうのも体調変化をきたしやすくなります

夏の暑さで体力を消耗し、倦怠感、食欲不振などの体調不良が出ること夏バテといいます。

①冷房バテ

人の体は「暑熱順化」と言う機能があり、徐々に暑さに慣れていけるようにできています。

屋内はエアコンを使用するため、気温差の大きい屋内と屋外を一日に何度も行き来することになります。それにより自律神経が乱れ、内臓の働きが鈍り、疲れが溜まり易くなってしまいます。

またエアコンにより体が冷え血行が悪くなり、内臓の働きが落ちたり、肩こりなどに。

②食冷えバテ

冷えたビール・ジュース、アイス、かき氷など、食べ過ぎてしまうと胃腸が冷えすぎて機能が低下、胃もたれや下痢を起こすことも。冷えた飲食物の食べ過ぎ飲みすぎは注意。

<夏バテのタイプチェック>

①屋外と屋内の出入りが日中3回以上

②エアコンの設定は25℃以下

③夜なかなか眠れない

④一日冷房が効いた場所にいる

⑤イライラする

⑥生理痛がひどい

⑦頭痛や肩こり、むくみがひどい

⑧腹を下しがち

⑨冷たいものを食べることが多い

⑩冷たいものを飲むことが多い

 

①~⑤…冷房バテ

⑥~⑧…冷房バテ、食冷えバテ

⑨・⑩…食冷えバテ

 

夏バテ対策

①睡眠

・就寝時の温度は28℃に設定し直接冷風にあたらないようにする。

・寝る前は明かりを暗めにする。

寝る前に強い光に当たると自律神経のバランスが崩れしまい、また自然な眠りへと誘う働きをもつメラトニンの分泌を抑えてしまいます

寝る一時間前くらいにはパソコンやスマホの作業は終え、部屋の明かりを暗くしましょう。

 

②適度な運動

日中の暑い時間帯を避けて体を動かし、体力をつける。

日ごろから汗をかく軽い運動をすることは、熱中症予防になると言われています。

 

③規則正しい食事

タンパク質、ビタミンB1、ミネラルを含むものが疲労回復、夏バテ予防に良いと言われます。

冷房が効いた場所で食べると体が冷えすぎてしまうため、火を通した温かい料理にしたり、体を温める効果のある天然塩をかけるのも有効

 

④お風呂に入る

夏でもしっかり湯船に浸かる。

38℃程度のぬるめの湯に最低10分、できれば30分くらい浸かると副交感神経が優位になりリラックスでき、自律神経のバランスが整えることができます。

40℃を超える熱い湯に浸かると交感神経が優位になり、寝つきにくくなるため注意

 

 

参考資料

https://kenko.sawai.co.jp/healthcare/201907.html

【感染症】夏風邪に気をつけて‼

【感染症】夏風邪

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夏風邪ってホントにしんどいですよね💦

なぜあれだけしんどいのか・・・

やはり暑さで体力も低下しやすく風邪自体もひどくなりやすいのでしょうか!?

夏風邪について調べてみました。

 

 

 

 

●夏風邪について

夏かぜは腹痛や下痢など胃腸症状が出やすいのが特徴。

夏に流行しやすい感染症には・・・

①ヘルパンギーナ

②手足口病

③プール熱

が良くみられます。今回はこの3つを紹介します。

 

●ヘルパンギーナ

ヘルパンギーナとは、乳幼児の間で多くみられ主に夏に流行する感染症。

症状として熱が出たり、口の中に口内炎のような赤い発疹、水泡どができたりする点が特徴

痛みが強いため、食欲が落ちてしまうこともしばしば。

毎年5月ごろから増え始め、7月頃にピーク、8月頃には減り始め、9~10月になるとほとんど見られなくなると言われています。

国立感染症研究所によると、5歳以下の患者が全体の90%以上

1歳の患者が一番多く、続いて2歳、3歳、4歳の順番で患者さんが減っていきます。

子どもだけでなく大人でも感染するので注意が必要。

 

●手足口病

手足口病は、口の中や手足に発疹が現れる感染症。

夏季を中心に流行。4歳くらいまでの幼児が発症しやすく、なかでも2歳以下で発症する子どもが多い。手足口病の原因ウイルスとして、コクサッキーウイルスA16型やエンテロウイルス71型などがあります。

多くの子どもは、小学校に入学する年齢を迎える頃までに、これらのウイルスに感染し、免疫を獲得していると言われています。

基本的には良好な経過をたどって自然に治る病気

しかし、経過中に強い頭痛や嘔吐、強い全身倦怠感やむくみが現れた場合は、髄膜炎や脳炎、心筋炎などの重い合併症も考えられるため、すぐに病院受診を

 

●プール熱

プール熱は、アデノウイルスが原因となり、夏などにプールの水を介して流行しやすい病気。

高熱・咽頭炎・結膜熱の3つが特徴的な症状。咽頭結膜熱と呼ばれる。

プール熱という名前であるが、プール以外でも移るため、流行状況に注意が必要。

主な流行時期は夏で、6月頃から徐々に患者の数が増加し、7~8月にピーク。しかし、夏の病気というわけではなく、冬季にも流行のピークが報告されているため1年通しての感染症である。

 

●夏風邪を引かないようにするには

①夏風邪は経口感染

冬の風邪は咳やくしゃみによる飛沫感染が中心が中心であるが、夏は食べ物など口から入るものでの風邪が多いとされています。

家族に夏風邪を引いた人がいたら、手洗いやうがいをしっかりと行い、トイレや洗面所のタオルの使いまわしはしないこと。夏風邪のウイルスが繁殖しやすいからです。

②免疫力を上げよう

免疫力の低下も、夏風邪の原因の1つ。

炎天下での運動や外出、睡眠不足や不規則な食事が続いたとき、免疫力が低下します。

特に睡眠不足の影響は大きいため、寝不足だと感じたら昼寝を。

また、エアコンを長時間使っていると、冷えすぎがストレスから免疫力が低下します。自宅ではエアコンを切る時間を作ったり、長袖や腹巻を着用することで体の冷えを防ぎ、夏風邪の予防を。

③食事にも気を付けよう

食欲がなくなりやすい夏は、肉類などがあまり食べれないと思ったら、チーズやヨーグルトで動物性たんぱく質を摂るのも1つの手です。

乳製品のたんぱく質には、免疫を活性化する成分が多く含まれており、比較的食べやすいため少しでも口に入れて免疫力を高めましょう。

 

 

参考資料

https://medicalnote.jp/

https://www.healthcare.omron.co.jp/resource/column/life/109.html

 

【情報】食中毒~油断できません~

【情報】食中毒

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8月も後半ですが、まだまだ暑い。食中毒が起きやすい時期です。

痛みやしい食品は早く食べて、冷蔵庫の中もチェックをお願いします。

と言っても、食中毒にもいろいろあるようです。

調べてみました。

 

 

 

 

●食中毒とは

食中毒とは、有害物質に汚染された飲食物を口にすることでさまざまな健康被害を受ける病気のこと。食中毒の原因は主に細菌とウイルス。

自然界のキノコや植物に含まれている毒、魚介類や肉類に潜んでいる寄生虫も原因の1つ。

 

●食中毒の原因・症状

①細菌性食中毒

種々の細菌に汚染された飲食物が原因。主に高温多湿な夏に流行

細菌性食中毒には、細菌自体が細胞に侵入して症状を引き起こす細胞侵入型と、細菌が毒素を産生して、その毒素が症状を引き起こす毒素産生型があります。

細胞侵入型:腸炎ビブリオ・病原性大腸菌・サルモネラ・カンピロバクターなど

毒素産生型:黄色ブドウ球菌・腸管出血性大腸菌・ウェルシュ菌など

症状

黄色ブドウ球菌は潜伏期間が短く、細胞侵入型は発症までに時間がかかることが特徴。

症状として、下痢が多い。嘔吐や発熱は場合によって軽度なことも。

重症例

注意すべきものは腸管出血性大腸菌による食中毒。

激しい下痢から始まり、数日で血便が出るのが特徴。子どもや高齢者などの抵抗力が弱い人は10%程度の確率で溶血性尿毒症症候群や脳炎などの重篤な合併症が生じる。

 

②ウイルス性食中毒

ウイルスに汚染された飲食物が原因。冬に流行することが多い

よく聞くウイルスとして挙げられるのがノロウイルス。ノロウイルスは全食中毒のなかで最も患者数が多いと言われています。他には、サポウイルスやアデノウイルスなどがあります。

症状

初発症状は嘔吐が多く、下痢や腹痛、発熱などの急性胃腸炎様の症状が生じる。

通常は1~2日で自然と治ることが多い。抵抗力が弱い人は重症化したり、症状が長引いたりすることもある。

 

③自然毒中毒

一年を通して発生し、キノコ毒は特に9~10月に発生が集中

日本で特に多いのはフグ毒キノコ毒

植物性自然毒で多いキノコ中毒は、ツキヨタケ・ベニテングタケなどがあり、毒キノコと知らずに食べて中毒を起こすことが多い。

動物性自然毒で多いのはフグ毒。一般に卵巣や肝臓、腸などに存在する。

症状

一般的に神経刺激症状や麻痺、臓器障害が多く見られる。

キノコ毒は、症状により錯乱型、多臓器障害型、胃腸障害型があり、多臓器障害型は予後が悪い。

 

④寄生虫感染

魚介類や肉類に潜む寄生虫が原因。一年を通して発生。

日本で多いものはヒラメに寄生するクドア、サバなどの青魚に寄生するアニサキス

この寄生虫が胃や腸の壁に食いつき、さまざまな症状が引き起こす。

症状

クドアは、一過性の嘔吐や下痢が生じる。

アニサキスは激しい腹痛や嘔吐、下痢などを生じ、しばしば急性腹症と診断されることも。

 

検査・診断

①検便

細菌性、ウイルス性食中毒で行われる検査。便を採取して培養したり、PCR検査をおこなったりすることで原因菌やウイルスを特定することができる。

②血液検査

炎症や脱水の程度、肝機能などの評価を行う検査。食中毒の多くは、急性胃腸炎のような症状がみられるため、ほとんどの例で血液検査が行われる。

③尿検査

自然毒は尿中に排出されるため、食事内容の詳細がわからないときは尿検査を行って確定診断されることがある。

④その他

アニサキスが疑われる場合は、存在の確認、胃内から除去するために上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)が行われる。

 

●治療

食中毒の多くは対処療法による治療となる。

脱水症状:点滴による水分補給。

腹痛:鎮痛剤が使用。

自然毒の場合は、胃洗浄や吸着剤の注入、大量輸液によって毒素の排出を促す。

 

 

参考資料

https://medicalnote.jp/diseases/%E9%A3%9F%E4%B8%AD%E6%AF%92?utm_campaign=%E9%A3%9F%E4%B8%AD%E6%AF%92_%E6%A6%82%E8%A6%81&utm_medium=ydd&utm_source=yahoo#%E6%A6%82%E8%A6%81

 

【健康】睡眠に関わる栄養素5選

【健康】睡眠に関わる栄養素5

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良い睡眠を取ることが健康な体を作ることに繋がることはニュースなどでよく取り上げれていると思います。

運動や食事、寝具など様々な要因が睡眠に関わります。

今回はその中でも睡眠に必要な栄養について5つ挙げてみました。

 

 

 

ビタミンB6

ビタミンB6は補酵素であり、ミノ酸の代謝や、心を落ち着かせる働きのある神経伝達物質セロトニン、ギャバ、ドーパミン、アドレナリンなどの生成に深く関わっている大切なビタミンです。水溶性ビタミンなので、食事での摂取で過剰症の心配はほとんどありません

ビタミンB6が欠乏すると、身体がだるくなる・疲れやすくなる・湿疹や皮膚炎になる・口内炎、舌炎になる・イライラしたり気持ちが不安定になる・貧血が起こるなどの症状が出てきます。

 

ビタミンB12

ビタミンB12は細胞が分裂する時に不可欠な補酵素で、血液中の赤血球と結合し、酸素を運ぶ役割をしているヘモグロビンの合成を助ける効果があります。また、ビタミンB12には細胞の遺伝情報が詰まった核酸 (DNA・RNA)や、アミノ酸、たんぱく質の合成を助ける働きがあります。

3つ目の働きとして、脂質の合成や修復をする働きがあり、神経細胞内の表面にある脂質膜の合成にも関わります。ビタミンB12は脂肪成分と馴染みやすい構造を持っているので、脳に簡単に入り込むことができます。そして、健康的な姿に復元させる働きがあります。

 

GABA

リラックスをもたらす成分としてよく名前が出てくるのが“GABA”です。よくチョコレートで名前が出てきます。GABAは、体内にも存在する天然のアミノ酸の一種GABAの正式な名前は「γ-アミノ酪酸(Gamma Amino Butyric Acid)」。GABAは、体内で神経伝達物質として働き、ストレスを和らげて脳の興奮を鎮める効果がある成分です。体をリラックスさせる働きがあるため、安眠や血圧低下にも役立つと言われています。

ストレスや緊張が多く交感神経優位な状態が続く仕事の場合は、リラックス作用のあるGABAは、自律神経のバランスを整えることができると思います。

 

マグネシウム

マグネシウムは、気分を上げるドーパミン値の上昇にも役立つと言われており、偏頭痛で眠れない場合は、その緩和にも役立つとも言われているようです。

全体的にマグネシウムは体を鎮静させる効果があり、筋肉をリラックスさせるのに役立ち、抑制作用のあるGABAの機能を高めることができるので、不安感を低減する効果もあると言われています。

 

トリプトファン

幸せホルモンと言われるセロトニンは脳内で作られますが、その材料として必須アミノ酸のトリプトファンが必要と言われています。

ただトリプトファンは体内で生成できないため、食事から摂らなければなりません。食べ物から摂取したトリプトファンは、日中は脳内でセロトニンに変化し、夜になると睡眠を促すメラトニンに変化。そのため、トリプトファンが不足すると、不眠症や睡眠の質の低下を引き起こす原因となります。また、トリプトファンは、糖質、たんぱく質、脂質を代謝・分解する上で必要なビタミンの合成も行います。

 

⑥その他 ~抹茶~

緑茶の旨味成分でアミノ酸の“テアニン”。このテアニンにはリラックス効果・ストレス軽減の効果があるとの事。抹茶にはテアニンが豊富に含まれおり、テアニンには気分をリラックスする働きや、睡眠の質を高める働きがあります。また、テアニンには、お茶に含まれるカフェインの働きを緩やかにする働きもあります。

 

【感染症】敗血症~感染症から始まる怖い病気。新型コロナウイルスに罹り敗血症で亡くなった方もいます~

【感染症】敗血症

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敗血症はいつ、誰にでも、どんな感染症からも発生し、体のいかなる部位にも影響をあたえることがあります。

ちょっとした感染症の後で起こることさえあります。

凄く身近な病気ともに言えます。

調べてみました。

 

 

 

 

●敗血症とは

敗血症とは、感染症によって生命を脅かす臓器に障害が現れる状態です。

敗血症を発症すると全身の各種臓器に症状を生じ、中枢神経障害(突然精神機能障害や意識障害が起こり、頭が混乱状態になるなどの症状がみられる状態)を引き起こすこともあります。

敗血症を発症すると高い死亡率を示すため、早期の段階で敗血症を診断し、治療介入を行うことが大切です。

 

●原因

敗血症の原因は感染症です。

体の中に細菌(病原体)は繁殖し、組織や臓器を障害し、敗血症を引き起こします

敗血症は、肺炎、尿路感染症、皮膚および腸管の感染と関係。

ブドウ球菌や大腸菌、いくつかの連鎖球菌が敗血症を引き起こす主な細菌と言われています。

 

症状

敗血症では何か一つの症状や兆候が出るというようなことはなく、発症とともに様々な症状が組み合わさって出現します。

敗血症というのは感染症の結果として起こるため、嘔吐下痢や咽頭痛などの感染症症状を伴うなど、以下にあげるように様々な症状を呈します。

<様々な症状>

・悪寒とふるえ、発熱

・身体の疼痛や不快感

・冷たく湿潤した皮膚

・意識低下(混乱や見当識障害)

・息切れ、頻呼吸

・頻脈 など

 

敗血症性ショック

敗血症の症状が非常に重くなると、敗血症性ショックと呼ばれる状態に陥ることも。

敗血症性ショックになると・・・

・尿量が低下

・せん妄などの意識障害

・皮膚の色が変わる

などの症状が現れるようになります。また、血液の固まりやすさに影響が生じることも

※PICS(集中治療後症候群)

敗血症から回復した後に、PICS(Post Intensive Care Syndrome:集中治療後症候群)と呼ばれる状態になることがあります。PICSは、認知機能障害や筋力低下、心的外傷後ストレス障害などの症状が現れます。

 

●検査・診断

①SOFA(Sequential Organ Failure Assessment)

敗血症の診断では、SOFA(Sequential Organ Failure Assessment)と呼ばれる基準が用いられます。集中治療室では、感染症が疑われ、SOFA総スコア2点以上の急上昇があるときに敗血症を疑います。

非集中治療室では・・・

<quick SOFA>

①呼吸数22回/分以上

②意識レベルの低下

③収縮期血圧100mmHg以下、の3項目から成り立つ

quick SOFAの2項目以上に当てはまる場合に敗血症を疑い対応する。

 

②血液検査

敗血症では、炎症反応症候群を発症していることを確認するため、血液検査を実施。血液中の酸素濃度の低下や、白血球の数に異常がないか、などを調べます。

また、敗血症性ショックになると、各種臓器障害が生じるようになるため、臓器障害の程度も確認します。

 

●治療

敗血症では、診断後1時間以内を目標として広域な抗菌薬の速やかな投与が必要。

1時間投与が遅れるごとに、経過が悪くなるといわれています。また、病気からの回復後に認知機能障害や筋力低下、心的外傷後ストレス障害などの症状が現れることもある(PICS:集中治療後症候群)ため、退院後も継続したケアが必要であると考えられています。

 

●敗血症の予防

敗血症は感染症の予防が敗血症の予防につながります。

<主な敗血症の予防方法>

ワクチン接種

インフルエンザワクチンや肺炎球菌ワクチンなど、感染症予防のためのワクチン接種は敗血症予防につながると言えます。

ワクチンは、主治医や近くの医師に相談し詳細な情報や接種のタイミングなどをみて接種していきます。

衛生を保つ

傷口をしっかり洗う、普段から手洗いやうがいをするなど、衛生手技をしっかり行うことで感染性微生物の増殖や体内への侵入を防ぐ

初期に対応

時間とともに敗血症は進行していきます。早期発見し、それ以上の悪化を防ぐ。もし重症感染症だと感じたなら、敗血症の症状(悪寒とふるえ、身体の疼痛や不快感、冷たく湿潤した皮膚、意識低下、息切れ、頻脈など)がないか気をつけてください。

 

●敗血症の後遺症について

敗血症の一部の人は後遺症が残ることがあります。この後遺症には以下のようなものがあります。

<主な後遺症の症状>

不眠、寝つきにくい、睡眠不順

悪夢、鮮明な幻覚、パニック発作

筋肉の動きが悪い、関節痛

精神(認知)機能の低下

自尊心と自己信念の喪失

臓器機能の障害(腎不全、呼吸機能の問題など)

四肢を失う(治療により手や足を切断するなど)

 

参考資料

http://敗血症.com/index.html

【健康】老眼~自分はコンタクトしてます~

【健康】老眼

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歳をとったと思う瞬間の1つに老眼があるのではないでしょうか!?

最近、近くのものが見にくいなとか。

歳をとると色んな機能が低下します。その1つが老眼です。

 

 

 

 

●老眼とは

老眼とは、年齢を重ねることを原因として引き起こされる目の老化現象
・老眼は特に近くのものが見づらくなり、本や新聞を読むなどの日常動作に支障を感じるようになります。
・老眼は40歳代頃から始まると言われています。

 

●老眼の原因

老眼は、40歳代半ば頃からの老化現象
目の構造として、角膜、水晶体、硝子体といった構造物を光が通り、目の内部を裏打ちする網膜に光が当たります。物を明瞭に見るためには網膜に光の焦点が当たることが大切。また、光の屈折率を変化させる水晶体が重要になってきます。
加齢・老化により・・・

・水晶体は硬くなりピント機能の低下
・網膜に光の焦点が上手く当たらなくなる

その結果として老眼の発症!!!!!

 

●老眼の症状

・近くのものに対しての焦点が合いにくく、近くのものが見えにくい。

そのため・・・

・文字の焦点が合うように新聞や本などを目から離して読む。
・パソコンからの距離を少し離して文字を読む。

などして焦点を合わせようとします。

また、疲れている時に酷く症状を感じやすくなります。手元の作業を長時間続けた後など・・・

・頭痛や倦怠感
・目の疲れ
・肩こりや慢性疲労 など

の症状につながることも。

<症状の進行例>
老化に伴い、目の調節機能が低下して・・・

近くの細かい字が読みづらくなる
②また近くから遠くへ、遠くから近くへと距離の違うものにピントを合わせるのに時間がかかる
ようになってきます。

たとえば、新聞や辞書などの細かい字を読むときに・・・

・本を目から離さないと読みづらくなる。
・少し暗くなると本などの字が読みづらくなる。
・本を読んだ後など、窓の外の景色がぼんやりして、だんだんはっきりしてくる。

というような症状が起きてきます。


●対処・治療

眼鏡・コンタクトレンズ
老眼に対しては、近くのものを鮮明に見えるようにすることが必要であるため、眼鏡の使用が中心になってきます。眼鏡を使用するときは、近くのものをみるだけなのか、中距離~遠距離を見るためのレンズを併用するのか、自分に合った眼鏡を選択していきます。
また、老眼では眼鏡以外にも、コンタクトレンズや手術も1つの検討材料となります。


●老眼になりやすい人の特徴

結論から言うと、”やりやすい人”というのはいないようです。
ただ、普段から細かい手仕事をする方やパソコン業務などいろいろな距離を見る必要がある人たちは、早くから老眼に気がつく傾向があるようです。
老眼は加齢による生理現象であるため、白髪が生えてくれるのと同じく、同じように目の機能も悪くなってくるとの事。

だいたい40歳ごろから老眼の症状を自覚し始め、45歳くらいで老眼鏡が必要になってくる人が多いようです。

老眼を治す方法は・・・
老眼は加齢に伴う生理現象ですので治す方法はないとのことです。眼鏡(老眼鏡)やコンタクトをかけて矯正する以外に手段はありません。


参考資料
https://www.gankaikai.or.jp/health/37/04.html
https://medicalnote.jp/diseases/老眼?utm_campaign=%E8%80%81%E7%9C%BC&utm_medium=ydd&utm_source=yahoo

 

【健康】健康寿命が大切です

健康】健康寿命が大切

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●平均寿命

2018年の日本人の平均寿命は女性が87.32歳、男性が81.25歳
2017年に比べて女性は0.05歳、男性は0.16歳平均寿命が延びた。

厚労省は「日本人の三大死因であるがんや心疾患、脳血管疾患などの死亡率の低下が平均寿命を延ばしている。健康意識の高まりで、さらに寿命が延びる可能性がある」と分析。

<平均寿命の決め方>
平均寿命は死亡率が今後も変わらないと仮定、その年に生まれた0歳児があと何年生きられるかを表す数値。将来の社会保障、経済政策の方向を決める指標となっている。

◎「健康寿命」
   女性は74.79歳、男性は72.14歳(16年時点)

・2018年生まれの日本人が75歳まで生きる割合
   女性が88.1%、男性が75.6%。

・2018年生まれの日本人が90歳まで生きる割合
   女性が50.5%、男性が26.5%。
※「寿命中位数」は女性で90.11歳、男性は84.23歳。

・がん、心疾患、脳血管疾患で死亡する確率
   女性で45.52%、男性で50.06%。

・2018年の合計特殊出生率(1人の女性が生涯に産む子の推計数)
    1.42人。2018年、生まれた子どもの数は91万8397人と過去最低。
※総務省が発表した人口動態調査は日本人の人口は10年連続で減少。


●2025年問題とは?

2025年問題とは、2025年に団塊の世代が75歳以上の後期高齢者になる年
日本は急速な高齢者が問題となっており、25年以降は、2200万人が75歳以上になります。4人に1人が75歳以上という超高齢社会の時代がきます。
これにより医療、介護、福祉サービスへの需要が高まり、社会保障財政のバランスが崩れる、という指摘がされています。
※団塊の世代:1947年から1951年生まれを、団塊の世代と呼ぶ。約1000万人超と人口も多く、消費文化や、都市化などを経験した世代。

 

●医療・介護リスク

高齢になるに連れて、病気になる確率も高まります。
生涯医療費の推移を見ると、75~79歳でピークを迎え、70歳以降に生涯の医療費の約半分がかかるとの事。
介護では、要介護になるリスクが75歳から上昇、85~89歳で、半数が要介護の認定を受けているようです。また、認知症高齢者も2025年には470万人になると推計されます。

 

●平均寿命が上位の国

<男性>
香港 82.17歳
スイス 81.4歳
日本 81.25歳
ノルウェー 81.00歳
スウェーデン 80.78歳

<女性>
香港 87.56歳
日本 87.32歳
スペイン 85.73歳
韓国 85.7歳
スイス 85.4歳

※厚生労働省の資料より。日本は2018年、他は一部17年も含む。小数点以下の表記は国・地域の発表に沿って記載。


参考資料
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47950740Q9A730C1CR8000/
https://www.tokyo-np.co.jp/article/seikatuzukan/2014/CK2014020502000184.html
https://www.asahi.com/articles/ASM7Z4TP4M7ZUTFK00T.html

 

【健康】口内炎~できると痛い‼~

【健康】口内炎~できると痛い‼~

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口内炎は本当に痛いですよね。

特にご飯を食べる時は苦痛でしかありません。

時々突然できる口内炎・・・。

調べてみました。

 

 

 

●口内炎とは

多くの一般的な口内炎である『アフタ性口内炎』は原因不明で、赤く腫れている口内炎の中心部分は白色から黄色に腫れています。
頬を噛んでしまったり、食べ物で口に傷が付いたり、熱いものを冷まさずに急いで食べる(やけど)などして、できることも多いと思います。
何もしなくても一週間ほどで治るようですが、場所によっては痛みも強いため、痛み止めのステロイド軟膏、ビタミンBなどを併用することで、治りも早くなるようです。

 

●口内炎の症状

・白い斑点
・1個から数個できる
・頬や歯茎、舌にできる
・痛み(強い痛みがあるときも)

大抵が一週間ほどで治ると言われています。薬(飲み薬や塗り薬など)を使えば数日で治るようです。
免疫力が低下すると出来やすく、カンジダ(カビの一種の真菌)に感染すると、普通の口内炎よりも痛みの強く、治りにくい口内炎になるようです。高齢者や入院中の方、エイズなどでは、口内炎の薬では悪化してします。

カンジダの詳細⇩

www.ohashi1212.com

 

 

●口内炎の原因

・熱い食事を食べた
・口に傷が付いた
・唾液量が少ない
・刺激物を食べた
・免疫力が落ちている
・胃腸の調子が良くない

他には、噛み合わせが悪く頬を傷つけてしまったり、ストレス、栄養の偏りなども原因の1つと考えられています。

<唾液の必要性>
人間は毎日1.5~2リットルの唾液が分泌されています。しかし、口の筋肉や唾液腺の分泌能力が低下などで、20歳過ぎたごろから徐々に唾液量は低下してしまいます。
唾液は、口内の保湿、抗菌作用や口の中の粘膜を保護する働きなど沢山の役割があります。そのため、唾液が減ってしまうと、十分な口内の保護ができず粘膜に細菌が入り、口内炎を発症しやすくなります。


●口内炎の種類

アフタ性口内炎:白い円形状をし、痛みがある
口腔カンジダ症:舌苔が厚くなり、口内全体に白いコケが生える。舌の乳頭が無くなり、粘膜は赤く腫れる。
紅板症:炎症部分が、赤くビロード状に。50歳以降に多く、その半数が悪性化することも。
白板症:こすっても取れない白い粘膜が頬や歯茎、舌にできる。ビタミンA不足、喫煙などが原因で、悪性化しやすい。
扁平苔癬:白いレース状の形をした炎症。少数ががん化しやすい。
ヘルペス性口内炎:発熱、だるさも伴う。口臭がきつくなることも特徴。子供の方がかかりやすい。
手足口病:乳幼児に多くみられる。自然に治ることが多い。
ヘルパンギーナ:咽頭部分にできるので風邪と間違う。夏に流行。

丸い口内炎ならば、アフタ性の口内炎の可能性が高く、放っておいても治ることが多いです。しかし・・・。
・形がおかしい
・コケが多い
・喉の奥にできている など
いつもと違う口内炎だと思ったら、口腔外科や内科の受診を。


●口内炎の治療法

<薬の種類>
・パッチ
・軟膏
・トローチ
・うがい薬
アフタ性口内炎の治療薬はステロイドの軟膏やパッチが良く使われています。
アフタ性口内炎の薬は、市販の医薬品と医療用医薬品の濃さが同じものが多いようです。普通、市販と病院でもらえる薬は濃さや成分が違うのですが、口内炎の薬はそれがほぼ一緒です。
有効成分はステロイドがメイン。トローチタイプはアメのように舐めて使用します。

 

●口内炎の対策

・辛いものを食べ過ぎない
・アツアツのものは冷ましてから食べる
・濃い味は少量にする
・体を休ませる
・歯科でかみ合わせを見てもらう
・歯ブラシなどで強く口内を傷つけない
・口腔内を清潔に保つ
・入れ歯、矯正器具を直す

うがい薬
口の中を保湿するのが大切
物をよく噛んで唾液を出すのが大切で、ガムなどを噛んで唾液腺を刺激するのも予防の1つ。
また、食事の後は、うがい薬(ポピドンヨードなどの殺菌成分が入ったもの)でうがいをして口の中を清潔に保つことで口内炎も早く治すことができます。

ビタミンB
口内炎ができやすい1つの原因としてビタミンB群の摂取が不足していることも考えられるようです。
ビタミンB群を多く含んだレバーや納豆などを積極的に食べるように心がけるのも必要です。慢性の口角炎があるようでしたらビタミンB群を積極的に取りましょう。

サプリメント
上記にも述べたビタミンB群。もし、食事で摂るのが難しいと言う人は、ビタミンB群のサプリメントで摂るのも1つの方法になります。
糖質、脂質の代謝にはB1、B2も必要。食品やストレス、アルコールもビタミンBを多く消費するのでビタミンB群は必要な栄養になります。